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数字を見ると頭が痛くなる人にお薦め! 数で考えることが身につく最強のバイブル。

世界は数字でできている―数の「超」活用法―

野口悠紀雄/著

594円(税込)

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発売日:2017/07/01

読み仮名 セカイハスウジデデキテイルカズノチョウカツヨウホウ
装幀 中村隆/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 週刊新潮から生まれた本
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-125629-0
C-CODE 0133
整理番号 の-11-9
定価 594円

「数字を見ると頭が痛くなる」「数字は無味乾燥」と思っていませんか? でも本当は、見慣れた世界を数字という鏡に映してみると、実に多くのことがわかってきます! 統計データに潜むトリック、歴史を変えた数字のマジック、数で相手を説得するテクニック、ノーベル賞物理学者お得意の物事のざっくりした見積り方など、複雑極まる現代を生き抜くのに役立つ最強バイブル。『数字は武器になる』改題。

著者プロフィール

野口悠紀雄 ノグチ・ユキオ

1940(昭和15)年、東京生れ。東京大学工学部卒業後、大蔵省(現・財務省)に入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。1980年『財政危機の構造』でサントリー学芸賞、1992(平成4)年『バブルの経済学』で吉野作造賞を受賞、『「超」整理法』『「超」勉強法』など数々のベストセラーでも知られる。最新刊に新潮選書『世界史を創ったビジネスモデル』。

野口悠紀雄Online (外部リンク)

目次

はじめに
第I部 数字は武器になる
第1章 説得するには数字を使おう
【1】歴史は数字である
第二次大戦死亡者名簿に日本の数字がない!/想像を絶するジェノサイド/知られていなかったソ連の実態
【2】政治は数字である
政治家は数字をほしがる/数字なき理念は空虚だ/「企業対生活」論からの脱却を
【3】「2年、2%、2倍」のマジック
数字をあげれば論点がはっきりする/数字で説明し、説得する/数字によって立つ者は数字によって滅びる(こともある)
第2章 数字のトリック
【1】成長戦略は「虚の数」の羅列
あまりに多くの数字があるが、問題だらけ/基本的方向づけがはっきりしない/公的年金の負債は700兆円!
【2】数を占う人たち
日本の株価は為替レートで決まる/株価の予測は原理的に不可能/「不可能」の認識によって科学が始まる
【3】数字トリックのいくつかの技法
「重要なのは成長率ではなく、水準だぜ。馬鹿だなあ」/卵の9割は輸入!?/自給率は低いほうがよい
【4】法人税負担は本当に重いのか?
大部分の企業が法人税を払っていない/実効税率のトリック/受取配当は益金に算入されない
第3章 生活空間を数字で見直す
【1】都市の規模は人間を自由にする
プライバシーに必要な都市の規模は?/私にとって必要な都市のサイズは?/技術が数の制約を克服する
【2】シカゴにピアノ調律師が何人いるか?
捉えどころのない問題を扱うフェルミの方法/数が雇用機会を決める/ここでも技術が数の制約を覆す
【3】人ロで決まる都市と決まらない都市
主要地方都市は人口10万/人口でしか区別できない日本の地方都市/高度な情報の交換には、集まる必要がある
【4】駅を使って、おおよその見当をつける
電車の駅間は、1kmで2分/中央線を物差しに、東京のサイズを測る/歩け歩け。できれば走れ
【5】駅を数字で捉えてみよう
新宿駅の利用者数は?/新宿駅は異様な場所
第4章 経済を数字で把握する
【1】日本経済の構造を数字で把握する方法
大きな数をどう暗算するか/文系の算術には有効数字の概念がない/財政の数字を税負担を通じて把握する
【2】主要なマクロ指標はGDPの数割
輸出はGDPのほぼ1割/桁違いの誤解に陥るな/日本の貿易依存度は高くない
【3】あなたの会社を数字で把握しよう
企業の目的は、利益の最大化/企業は「利益」で評価される/従業員あたり価値で見て、トヨタはアップルの10分の1
第5章 地球と宇宙を数字で掴む
【1】地球と宇宙はどのくらい広いか?
南伊豆は秘境、芦ノ湖は神秘の湖だった/人類は歩いて地球に広がった/宇宙はあまりに広い
【2】国の広さを正しく把握しているか?
ニューギニア島は四国くらいの大きさか?/広い国は本当に大きいのか?/領土拡張論と自給論は同根
【3】GDPで世界を捉える
GDPというメガネを通して見た世界/ロシアはヒモ/小さくて豊かな国が多数ある
【4】中国の拡大は世界史的大事件
中国がどんどん膨張する/国はなぜ衰退するのか?/多様性こそが存続の条件
第6章 時間は伸び縮みするか?
【1】タイムマシンの使い方
ケネディ暗殺の日、あなたは何をしていたか?/兎の穴からタイムトンネルを抜ける/素晴らしき哉、タイムトラべル!
【2】人生は数字である
随時開催のオンライン・クラス会/やりたいことがありすぎる/人生時計で残り時間を把握する
【3】「超」カレンダーで時間を捉える
7の倍数日の曜日を知る/カレンダーを頭に描く/1週間はなぜ7日間か?
【4】15年で100年分変わる世界
昭和23年から平成11年までは何年間か?/時間の速さが違う世界/7倍速ビジネスがもたらすもの
【5】マゼラン艦隊とアインシュタイン
ビクトリア号から失われた1日/人類が経験した最も偉大な瞬間/双子のパラドックス
第7章 神秘の数字
【1】人口爆発は克服できるか?
紙を50回切って重ねると、厚さは?/人類が直面する人口爆発/火星環境を改造する
【2】円周率πに隠された秘密
πの中にすべての文書がある?/あなたの誕生日はπにあるか?/猿にタイプライターを打たせる
【3】マジカルナンバー7
人間の短期記憶の容量は7±2/「チャンク」で記憶能力を拡大/セブンサミッツを征服した実業家
【4】数を数えられる人と数えられない人
数を数えられない人/計算ができない人たち/計算ができすぎる人たち
第II部 数字を制した者が世界を征した
第8章 エニグマを解読せよ
【1】第二次大戦は数学の戦い
Uボートはどうやって輸送船団を発見したか?/エニグマ暗号機登場/007もびっくりの強奪作戦
【2】「鍵の配送」こそ重要問題
機密情報をインターネットで送れるか?/暗号化して送信すればよいのだが……/eコマースでは、鍵配送がとくに問題
第9章 数論とeコマースの結婚
【1】驚愕の数字マジック
秘密のパスワードを共有する魔術のような方法/ガウスもびっくり/もし第二次大戦中に発明されていたら?/ヒッピー文化が生んだ暗号革命/実用性とは無縁だった数学の世界
【2】公開鍵暗号の魔術
知られてもよい数で秘密の数を伝える/RSA暗号の誕生
第10章 花の都フィレンツェを作った数字のマジック
【1】貨幣は中世イタリアで数字になった
メディチ家の職業は何だったか?/神に近づいたギャング一味
【2】メディチ家はどうやって富を築いたか
「為替手形」という魔術/教会と銀行の絶妙な関係/基本的にはいまも変わらぬ貿易決済
【3】中世に劣る国際送金事情
日本からアメリカに送金できない!
【4】送金途上の「街道筋強盜」
大航海は香辛料が目当てだった/高い高い送金コスト/送金コストが下がれば新しい経済活動が可能に
第11章 航海が必要だ。生きることは必要でない
【1】リスクに対処したヴェネツィア
ヴェネツィア商人の事業はハイリスク・ハイリターン/分散方式の威力/保険は分散方式を推し進めたもの
【2】イタリア式海上保険の巧妙さ
ヨーロッパは、「ソフトな」技術で勢力を広げた/冒険貸借が海上保険に転化した/分散や保険とリスク移転は違う
【3】「エデンの東」と先物取引
先物取引で大儲け/相関するリスクに対処する/金融技術に取り残された日本
【4】航海こそ必要だ
事業形態も工夫した/ヨーロッパ型と中国型の大航海の違い/リスクに挑戦しない現代の株式会社
【5】文系人間こそ数字に親しむベき理由
神の存在を数式で証明する?/味方だと思えば味方になる/日本に欠けている「文系技術」
日本再生の鍵を握る文系数学 ちきりん
索引
Medley
なぜポツダムで湖が見えなかったか?
60年は「当分の間」?
ありえない数を使って問題を解く
千分の一秒を争う
正しくて自明でない命題はあるか?
一読難解、二読誤解、三読不可解
スプロール都市の人口は定義次第
偉大な将軍は何人いるか?
赤穂浪士の驚異的体力
正確に誤るより、漠然と正しくありたい 
世界に何台のコンピュータが必要か?
フランス3大発明とは?
数万年間孤立していた民族
1958年のベヴァリー・マーシュに逢う
われわれは間違いなく同世代
マゼラン艦隊の3大発見
ネズミ算が和になると
ファインマン・ポイントを超える
「七人の侍」のマジック
ロシア式掛け算
無意味かつ杜撰な鍵配送
カクテルで秘密共有!
南京錠を配る
フィレンツェは常に戦時下
西回りルートは経済的に正当化できた
人工衛星から女優の足まで
ジュリー・ハリス
鄭和は超大航海をした?
ワープロにおける側理論
Funny?

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