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忘れられた小説と郊外の人々をゆるやかにむすぶ、漂泊のことば。三島賞受賞作ついに刊行。

  • 受賞第12回 三島由紀夫賞

おぱらばん

堀江敏幸/著

529円(税込)

本の仕様

発売日:2009/03/01

読み仮名 オパラバン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-129474-2
C-CODE 0193
整理番号 ほ-16-4
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 529円

とりすました石畳の都会から隔たった郊外の街に暮らす私。自らもマイノリティとして日を過ごす傍らで、想いは、時代に忘れられた文学への愛惜の情とゆるやかにむすびつきながら、自由にめぐる。ネイティブのフランス人が冷笑する中国移民の紋切型の言い回しを通じ、愛すべき卓球名人の肖像を描いた表題作をはじめ、15篇を収録した新しいエッセイ/純文学のかたち。三島賞受賞作。

著者プロフィール

堀江敏幸 ホリエ・トシユキ

作家。1964年岐阜県生れ。1999年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞、2012年『なずな』で伊藤整文学賞、2013年『振り子で言葉を探るように』で毎日書評賞を受賞。おもな著書に『郊外へ』(白水社)、『いつか王子駅で』『めぐらし屋』『未見坂』(いずれも新潮文庫)、『時計まわりで迂回すること―回送電車V―」(中央公論新社)、近著に『余りの風』(みすず書房)がある。

目次

おぱらばん
BLEU, BLUES, BLEUET
ドクトゥール・ウルサン
留守番電話の詩人
洋梨を盗んだ少女
貯水池のステンドグラス
床屋嫌いのパンセ
ボトルシップを燃やす
音の環
黄色い部屋の謎
クウェートの夕暮れ
手数料なしで貸します

珈琲と馬鈴薯
のぼりとのスナフキン
解説 声にならない声の刺青――「おぱらばん」 吉増剛造

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