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毎日出版文化賞受賞。世界がかつて知り得た最も偉大な君主とは!? 全四巻完結。

  • 受賞第56回 毎日出版文化賞

明治天皇〔四〕

ドナルド・キーン/著、角地幸男/訳

810円(税込)

本の仕様

発売日:2007/05/01

読み仮名 メイジテンノウ04
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-131354-2
C-CODE 0121
整理番号 き-30-4
ジャンル 日本史
定価 810円

日露戦争で、明治天皇が旅順陥落の勝利に示した反応は、敗北したステッセル将軍の名誉を保てるよう指示することだった。「大帝」と呼ばれた開明的君主の心にあったのは「平和への願い」だったのである。日本が韓国を併合、極東支配を強化しつつある1912(明治45)年7月30日、明治天皇は崩御する。卓越した指導者の生涯を克明に追い、明治という激動の時代を描き切った伝記文学の金字塔。

著者プロフィール

ドナルド・キーン Keene,Donald

1922(大正11)年、ニューヨーク生れ。コロンビア大学名誉教授。日本文学の研究、海外への紹介などの功績によって1962(昭和37)年、菊池寛賞、1983年、山片蟠桃賞、1990(平成2)年、全米文芸評論家賞、1993年、勲二等旭日重光章を受章。2002年、文化功労者に選ばれる。2008年、文化勲章を受章。『百代の過客』(読売文学賞、日本文学大賞)『日本人の美意識』『日本の作家』『日本文学の歴史(全18巻)』『明治天皇』(毎日出版文化賞)『渡辺崋山』など著書多数。

角地幸男 カクチ・ユキオ

『明治天皇』(新潮文庫)、『日本人の戦争』(文春文庫)、『ドナルド・キーン自伝』(中公文庫)など、日本文学研究家ドナルド・キーン氏の著作の翻訳者。1948(昭和23)年、東京神田生。早大仏文卒。ジャパンタイムズ編集局勤務を経て、現在、城西短期大学准教授。『明治天皇』の訳業で毎日出版文化賞受賞。

目次

第五十一章 皇孫裕仁誕生
伊藤博文「立憲政友会」を結成/貴族院の議事妨害を叱責した「勅語」/司法官の連袂辞職を止めた天皇の裁断/皇太子妃節子に親王誕生/日本式政党政治の祖・星亨の暗殺/世界最強国と「対等」の日英同盟協約成る
第五十二章 ロシア東方進出
四十六年仕えた「阿多福」の死/歩兵第五連隊が雪の八甲田山で遭難/満州から撤兵しないロシア軍/海軍大臣山本権兵衛の海軍拡張案/特別大演習のため熊本行幸/大阪博覧会で蓄音機を購入/ロシア軍が韓国領土を侵略
第五十三章 暴君ニコライ二世
法学博士七人が対露政策で強硬な建議書/日露交渉/ロシアの「倨傲」と日本の「屈辱感」/ウィッテ回顧録と仏外務官吏の日記に描かれたニコライ二世の「性格」/陸海軍「勝機は五分五分」/御前会議で国交断絶を裁可
第五十四章 「敵艦見ゆ」
日露戦争勃発/啄木の日記/ロシア問題の権威ディロンの日本擁護論/連合艦隊「旅順口」を封鎖/ギューリック博士「日本の行動は正当」/米国人の親日反露感情/ロシア国内の反戦暴動/バルチック艦隊を撃破
第五十五章 シオドア・ルーズベルト
敗者ステッセル将軍を称える天皇/ドイツ皇帝豹変す/日本に樺太占領を勧める調停役ルーズベルト/ポーツマス講和会議/ロシアの社会不穏をあおる日本人諜報員/賠償金と北樺太を放棄/講和条約反対の日比谷焼打事件
第五十六章 韓国皇帝高宗の抵抗
対ロシア政策として日英同盟協約を延長/列強各国公使館が大使館に昇格/リーズデイル卿「ガーター勲章使節団の日本訪問」/韓国保護条約の特派大使に伊藤博文/「韓国外交は日本が代行する」/高宗皇帝の抵抗と退位
第五十七章 生母慶子の死
「不機嫌の時代」/清国「近代化」の手本は日本/世界の自然災害に義援金/ラッド教授の天皇観/健康悪化の兆候/「仮想敵国」はロシアと米国/足尾銅山坑夫の暴動/韓国皇帝に純宗/韓国皇太子李垠の日本留学
第五十八章 伊藤博文と安重根
李垠と嘉仁親王/韓国各地で反日暴動/詔書で「国民精神の弛緩」を懸念/大演習統監で関西行幸/韓国皇帝の親書/日韓併合の方針/ハルビン駅の銃弾六発/伊藤暗殺の「義兵中将」安重根/伊藤の死で天皇「老境に」
第五十九章 韓国併合
併合に拍車をかけた伊藤の死/韓国全土に拡がる義兵の反日運動/併合提唱の韓国親日団体「一進会」に国賊の烙印/義兵鎮圧に苛酷な軍事行動/日韓条約/韓国皇帝の「詔勅」/国号は旧名の「朝鮮」/朝鮮総督府を設置
第六十章 「大逆」の陰謀
「天皇暗殺」計画の精神的指導者・幸徳秋水/山県内閣「治安警察法」を強行採決/秋水の「反帝国主義論」と「非戦論」/天皇の短歌二首を引用した秋水/「与露国社会党書」が海外で評判/社会主義者から無政府主義者へ
第六十一章 天皇崩御
九州で陸軍特別大演習統監/三十八年ぶりの天皇の写真/「兵卒と苦難を共に」/清国王朝の最期/袁世凱が初の中華民国臨時大総統に/枢密院臨御で「坐睡両三回」/天皇重体/明治四十五年七月三十日午前零時四十三分
第六十二章 乃木希典の殉死
天皇の身長五尺五寸四分/「陵を桃山に営むべし」/「洞察力」ある海外各紙の哀悼記事/徳冨蘆花の回想/青山練兵場で「大喪の儀」/乃木希典の辞世/割腹は「朕が世を去りたる後に於てせよ」/殉死批判と「忠誠の権化」
終章
近代化の原動力としての存在/「明治は遠くなりにけり」/伝記作者を寄せつけない天皇/「内なる精神力」/古代の「国見」にならった行幸/天皇の信仰は「祖先崇拝」/日野西侍従が語る逸話/「大帝」としての足跡
あとがき
参考文献
解説 入江昭
人名・事項索引

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