ナガシノシタノホネ
流しのしたの骨


江國香織

よそのうちのなかをみるのはおもしろい。19歳のこと子の、少し変でいとおしい、六人家族の物語。

いまはなにもしていず、夜の散歩が習慣の19歳の私こと子、おっとりとして頑固な長姉そよちゃん、妙ちきりんで優しい次姉しま子ちゃん、笑顔が健やかで一番平らかな‘小さな弟’律の四人姉弟と、詩人で生活に様々なこだわりを持つ母、規律を重んじる家族想いの父、の六人家族。ちょっと変だけれど幸福な宮坂家の、晩秋から春までの出来事を静かに描いた、不思議で心地よくいとおしい物語。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-133915-3
C-CODE : 0193
整理番号 : え-10-5
ジャンル : 小説
現代の小説(純文学)
発売日 : 1999/10/01

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江國香織
エクニ・カオリ

1964(昭和39)年東京生れ。短大国文科卒業後、アメリカに一年留学。1987年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、1989(平成元)年「409 ラドクリフ」でフェミナ賞、1992年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、1999年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞を受賞。他の作品に『東京タワー』『間宮兄弟』『がらくた』『左岸』などがあり、絵本の翻訳も多い。瑞々しい感性から紡ぎだされる作品世界で、多くの読者を魅了している。


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