ヒトガタナガシ
ひとがた流し


北村薫

人生の時間のなかで、いまを生きてともにある歓び。どんなときも。これからも、ずっと。女友達の絆に深く心揺さぶられる〈友愛〉小説。

十代の頃から、大切な時間を共有してきた女友達、千波、牧子、美々。人生の苛酷な試練のなかで、千波は思う。〈人が生きていく時、力になるのは自分が生きていることを切実に願う誰かが、いるかどうか〉なのだと。幼い頃、人の形に作った紙に願い事を書いて、母と共に川に流した……流れゆく人生の時間のなかで祈り願う想いが重なりあう――人と人の絆に深く心揺さぶられる長編小説。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-137331-7
C-CODE : 0193
整理番号 : き-17-11
ジャンル : 小説
現代の小説(純文学)
発売日 : 2009/05/01

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580円(定価) [在庫なし]


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北村薫
キタムラ・カオル

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学ではミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、1989年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。1991年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。小説に『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』『スキップ』『ターン』『リセット』『盤上の敵』『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『月の砂漠をさばさばと』『ひとがた流し』『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)『語り女たち』『1950年のバックトス』『いとま申して』『飲めば都』などがある。読書家として知られ、『詩歌の待ち伏せ』『謎物語』など評論やエッセイ、『名短篇、ここにあり』『名短篇、さらにあり』『とっておき名短篇』『名短篇ほりだしもの』(宮部みゆきさんとともに選)などのアンソロジー、新潮選書『北村薫の創作表現講義』新潮新書『自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室―』など創作や編集についての著書もある。

第一章 桜
第二章 スズキさん
第三章 道路標識
第四章 泣不動
第五章 吹雪
第六章 波
解説 佐藤正子

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