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池波正太郎直伝 男の心得

佐藤隆介/著

605円(税込)

発売日:2010/03/29

  • 文庫

いざというとき、男はいかにふるまうべきか。師に学ぶ、大人の男の生きる術。池波正太郎没後20年。

食や旅を楽しみ、常に気遣いを忘れなかった人生の達人、池波正太郎。師に学んだ、男が守るべき心得とは。うまい鮨屋の判定法。蕎麦屋で酒を飲む際のマナー。人を訪ねるときには手みやげを。旅も仕事も、万事早め早めに準備せよ。書物は最良の師。「死」を常に意識して生きる――。大作家直々の教えを受けた著者が伝える、男を極めるための全五章。『「鬼平先生」流 男の作法、大人の嗜み』改題。

目次
はじめに――「男が生きる」ということ
第一章 男を鍛える「食の流儀」
蕎麦屋酒
ウイスキー
お楽しみ袋
片口
酒道
鮨屋心得のこと
食日記
第二章 男を究める「粋の構造」
落書き箋
ポチ袋
男の「へそくり」
文人になろう
早め早めに
手みやげ
名刺
男の「けじめ」
第三章 男を揚げる「家族の掟」
父親の特権
女房教育
女房と母親の間で
女房の公休日
誕生日
教育は食卓にあり
もう一匹の家族
エンジェル係数
親馬鹿
[特別座談会]
想い出の池波正太郎
逢坂剛
大村彦次郎
佐藤隆介
第四章 男を深める「旅の心得」
旅の効用
らくがきちょう
必携の文庫本一冊
無帽の旅は無謀なり
浅草一日旅
映画は二時間の旅である
池波正太郎との旅
第五章 男を糺す「真の生き方」
学会のススメ
無心の時間
男の休日
生涯現役
乱読
私の遺言状
あとがき――池波正太郎没後二十年に寄せて

書誌情報

読み仮名 イケナミショウタロウジキデンオトコノココロエ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 320ページ
ISBN 978-4-10-145323-1
C-CODE 0195
整理番号 い-17-53
定価 605円

著者プロフィール

佐藤隆介

サトウ・リョウスケ

1936(昭和11)年、東京生れ。雑文製造処「鉢山亭」主人。広告代理店のコピーライターを経て、池波正太郎の書生をつとめた。現在は、酒・食・器の「食卓に関わるもの」のみにテーマを絞り文筆活動を営む。著書に『日本口福紀行 がんこの卓上』『池波正太郎の食卓』(共著)『池波正太郎の食まんだら』『あの日、鬼平先生は何を食べたか』『池波正太郎指南 食道楽の作法』『池波正太郎の愛した味』『池波正太郎直伝 男の心得』などがある。

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