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フランダースの犬

ウィーダ/著 、村岡花子/訳

440円(税込)

発売日:1954/04/19

  • 文庫

ルーベンスに憧れるフランダースの貧しい少年ネロは、老犬パトラシエを友に一心に絵を描き続けた……。豊かな詩情をたたえた名作。

フランダースの貧しい少年ネロは、村人たちから迫害を受けながらもルーベンスの絵に憧れ、老犬パトラシエを友として一心に絵を描きつづける。しかし、クリスマスの朝アントワープの大伽藍に見いだされたものは、この不幸な天才少年と愛犬との相いだいた亡骸だった。虐げられた者への同情を率直素朴な表現でつづった少年文学の傑作。他に「ニュールンベルクのストーブ」を併録。

目次
フランダースの犬
ニュールンベルクのストーブ
解説 村岡花子

書誌情報

読み仮名 フランダースノイヌ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 176ページ
ISBN 978-4-10-205401-7
C-CODE 0197
整理番号 ウ-3-1
ジャンル 文芸作品
定価 440円

著者プロフィール

ウィーダ

Ouida

(1839-1908)イギリス生れ。本名はMarie Louise de la Ramee。二十歳の頃からウィーダの名で執筆を始め、1867年『二つの旗の下に』、1872年『フランダースの犬』、1882年『子供のための物語集』等、約四十編の小説を著した。1874年以降はフィレンツェに定住し、近くのビアレギオで生涯を閉じた。

村岡花子

ムラオカ・ハナコ

(1893-1968)山梨県生れ。東洋英和女学院高等科卒。モンゴメリの作品のほか、『王子と乞食』(M・トゥェイン)『母の肖像』(P・バック)『少女パレアナ』(E・ポーター)などの翻訳が高く評価されている。子どもニュース番組の「ラジオのおばさん」としても親しまれた。

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