ヒトミズトキノウタワタシハナゼケンチクカニナッタカ
火と水と木の詩―私はなぜ建築家になったか―


吉村順三

建築家は、自然と伝統から学ばねばならない――。幻の講演録、ついに刊行!

数多くの優れた住宅を手がけ、日本の風土と文化に根ざした建築にこだわり続けた吉村順三。日本を代表する建築家が、子ども時代や修行時代のこと、建築家の役割、設計の具体的なテーマなど、自身と自らの建築哲学を語り尽した、1978年の貴重な記録。住宅の名作として知られる自邸「南台の家」の撮り下ろし写真も収録。

発行形態 : 書籍
判型 : B5判変型
頁数 : 126ページ
ISBN : 978-4-10-313071-0
C-CODE : 0052
ジャンル : サイエンス・テクノロジー
テクノロジー
発売日 : 2008/11/25

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吉村順三
ヨシムラ・ジュンゾウ

(1908-1997)1908年(明治41年)9月7日、東京市本所区緑町の呉服店に生まれる。1926年東京府立第三中学校(現都立両国高校)卒業後、東京美術学校(現東京藝術大学)建築科へ。在学中からレーモンド建築設計事務所で働き始める。1941年吉村設計事務所開設。1956年国際文化会館の共同設計で日本建築学会賞受賞。1962年東京藝術大学建築科教授に就任。1975年奈良国立博物館で日本藝術院賞受賞。1989年八ヶ岳高原音楽堂で毎日芸術賞受賞。1994年文化功労者。1997年4月11日逝去。


1 私はなぜ建築家になったか
陣地あそび/家に対する関心の芽生え/帝国ホテルとの出会い/建築を学ぶ決心/岡田信一郎先生との出会い/美術学校時代/学生時代の海外旅行/日本伝統建築の再発見/アントニン・レーモンドとの出会い
2 修行時代
建築設計の第一歩/図面の大切さ/本物の建築とは?(コロニアル建築)/アメリカでの設計活動/プランと高さ関係の発見/日本建築の天井高
3 日本での設計活動
グリッドは運命的である/日本建築が近代建築に影響を与えた/土地に生まれた建築こそ本物/建築は本能的に人間をひきつける/設計の基本は住宅から
4 建築家の役割
建築の仕事は欲得なし/建築家への信頼は教育にあり/建築創作の喜びと責任/設計は自分の責任で自分の為に/自然と交流する形/商業主義と建築/建築は人間の精神安定剤/建築家は自然から学ぶ/デザインとは温故知新/血でつながっている伝統建築との絆/自然と伝統の中に息づく建築
5 一問一答
愛知県立芸術大学の設計にあたって/奈良国立博物館の設計にあたって/ポカンティコヒルの家(ロックフェラー邸)/建築と風土との係わり合い/住宅の設計について一言/形態思考について/自然との係わり合い/環境とデザイン/建築の使われ方
6 夕食会にて
若い建築家の独立/アメリカの建築界/吉村設計事務所のシステム/設計者と施主/設計事務所の分業について/設計手法/愛知県立芸術大学について/遠藤邸(岐阜市)/ファイヤー・プレイスの設計/建売住宅と建築家の役割/建築行政について/日本人の建築意識/現代建築について/建築と環境/建築をめざす人々に
南台の家

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