ワガコクハク
わが告白


岡井隆

八十三歳、歌会始選者・宮内庁御用掛の大胆なる「私小説」への挑戦。

男女の愛とは何だろうか――。二度の離婚。そして五年間の恋の逃避行。日本を代表する大歌人には、語られざる過去があった。文学者として世俗的な栄誉をすべて受けた今、封印してきた記憶が蘇る。そして、嫉妬と悪意の嵐。裁判沙汰になったストーカー騒動にも巻き込まれ、決して平穏な日々は訪れない。最初で最後の小説。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 255ページ
ISBN : 978-4-10-331711-1
C-CODE : 0095
ジャンル : 文学
エッセイ
発売日 : 2011/12/21

立ち読み
立ち読み

書評
書評/対談


1,995円(定価) 購入


プロフィール 目次 感想を送る

岡井隆
オカイ・タカシ

1928年1月5日愛知県名古屋市生まれ。歌人・文芸評論家。未来短歌会発行人。日本藝術院会員。現、宮内庁御用掛。慶應義塾大学医学部卒。医学博士。内科医師として国立豊橋病院内科医長などを歴任。1946年「アララギ」に参加。1951年、近藤芳美を中心に「未来」創刊。『禁忌と好色』で迢空賞、『親和力』で斎藤茂吉短歌文学賞、『岡井隆コレクション』で現代短歌大賞、『ウランと白鳥』で詩歌文学館賞、『注解する者』で高見順賞受賞。

第一部 日記は、事実よりもつよい
二〇〇九年八月九日――八月二十二日

自筆年譜の余白に
世俗の栄誉にともなうもの
「わが告白」の目論見
内なる趣味 VS. 外なる仕事
三鷹、M荘スケッチ
わたしという存在は、やはり……
「羨望される者」と「羨望する者」
第二部 愛の純粋と生活
二〇〇九年十月九日――二〇一〇年二月五日

自分には、あれ以外の生き方はなかったのだ
皇后陛下御誕辰祝賀の会について
大衆(マス)について(メモ)
あの暗冥
もうひとり佇んでいる者
最大の危険
純粋馬鹿
過去は詩に書けるだろうか
撤退しない癖
夢と同じもの
夢の中の話
失踪についてのメモ
よくもあんなに独断専行する男に
自伝というものの書きにくさ
第三部 〈虚栄の市〉のなかの生
二〇一〇年三月十三日――八月十二日

イッセイ・ミヤケの上衣
断想集
医と文とをめぐる回想的メモランダム
P(わたしの中のもう一人のペルソナ)との対話(七月六日)
福田節子追悼号
「文学」によって占領されていた
性的表現について
短歌結社とはなんだろう
処罰としての愛
「生きた、書いた、愛した」
中間的な考察
第四部 運命を抱きしめて
二〇一〇年十二月二十三日――二〇一一年七月十日

何かが自分の中で変った
わが震災記
わたしたちは忘れやすい人間
原子力という贖罪の山羊
余白のためのメモ

新刊お知らせメール

お気に入りの著者の新刊情報を、いち早くお知らせします!

岡井隆 登録


エッセイ 登録


他の条件で登録する



ページの先頭へ戻る