サヨナラケイコク
さよなら渓谷


吉田修一

どこまでも不幸になるためだけに、私たちは一緒にいなくちゃいけない……。

きっかけは隣家で起こった幼児殺人事件だった。その偶然が、どこにでもいそうな若夫婦が抱えるとてつもない秘密を暴き出す。取材に訪れた記者が探り当てた、15年前の“ある事件”。長い歳月を経て、“被害者”と“加害者”を結びつけた残酷すぎる真実とは――。『悪人』を超える純度で、人の心に潜む「業」に迫った長編小説。

発行形態 : 書籍
判型 : 四六判
頁数 : 202ページ
ISBN : 978-4-10-462804-9
C-CODE : 0093
ジャンル : 小説
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
発売日 : 2008/06/20

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吉田修一
ヨシダ・シュウイチ

1968(昭和43)年、長崎県生れ。法政大学経営学部卒業。1997(平成9)年「最後の息子」で文學界新人賞。2002年『パレード』で山本周五郎賞、同年発表の「パーク・ライフ」で芥川賞、2007年『悪人』で大佛次郎賞、毎日出版文化賞を、2010年『横道世之介』で柴田錬三郎賞を受賞。ジャンルにとらわれない幅広い作風と、若者の心情をみずみずしく描き出す筆致の確かさに定評がある。ほかに『東京湾景』『長崎乱楽坂』『女たちは二度遊ぶ』『初恋温泉』『静かな爆弾』『さよなら渓谷』『元職員』『キャンセルされた街の案内』など著書多数。


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