▼Ogawa Yoko 小川洋子
宇宙にちりばめられた宝石のように美しく、同時にまた、悪魔のように気まぐれな振る舞いをする素数。その素数の秘密に触れようと、数学者たちは苦闘し続ける。彼らの目的はただ一つ。素数が奏でる天空の音楽を聞き取ることだ。そこには決して人間には作り出せない、完璧な調和を持ったメロディーが隠されているという。叡知の限りを尽くし、世界の謎を解き明かすことは、究極の美を獲得することであると、この本は教えてくれる。
▼Oliver Sacks オリヴァー・サックス[『妻を帽子とまちがえた男』の著者]
驚くべき本だ! じつに面白い。読み始めたら最後、途中でやめることができなくなった。デュ・ソートイは、読者を素数の世界へのすばらしい旅へと誘っている。しかもその旅を、数学史上もっとも偉大な数学者たちの人となりや生活や着想をいずれ劣らず生き生きと描き出すことによって、人間臭くて魅力的なものにしているのだ。
▼The Times[Martin Rees] ザ・タイムズ[マーティン・リース英国王立グリニッジ天文台長]
数学アレルギーの人々も一連の登場人物を描写するデュ・ソートイの筆致を楽しむことができる。ちょうど、作曲家について生き生きと書かれた本が、音楽がわからず、音楽についての知識もない人の関心を引くように。
▼Financial Times ファイナンシャル・タイムズ
感動的な本である……デュ・ソートイは、数学者やその世界の特徴を見事に描き出している。