イラクサ
イラクサ


アリス・マンロー 小竹由美子

「短篇の女王」と賞されるカナダの名匠マンローによる、極上の短篇集!

旅仕事の父に伴われてやってきた少年と、ある町の少女との特別な絆。三十年後に再会した二人が背負う人生の苦さと思い出の甘やかさ(「イラクサ」)。長篇小説のようなずっしりした読後感の残る九つの短篇。チェーホフ、ウェルティらと並び賞される作家の最高傑作。コモンウェルス賞受賞、NYタイムズ「今年の10冊」選出作。

発行形態 : 書籍
シリーズ : 新潮クレスト・ブックス
判型 : 四六判変型
頁数 : 446ページ
ISBN : 978-4-10-590053-3
C-CODE : 0397
ジャンル : 外国の小説
外国の小説
発売日 : 2006/03/30

立ち読み
立ち読み

書評
書評/対談

映画化
「アウェイ・フロム・ハー君を想う」
2008年5月公開



2,520円(定価) 購入


プロフィール 感想を送る
書評

アリス・マンロー
Munro,Alice

1931年、カナダ・オンタリオ州の田舎町に生まれる。書店経営を経て、1968年、初の短篇集『Dance of the Happy Shades』によりカナダでもっとも権威ある総督文学賞を受賞。やがてニューヨーカーに作品が掲載されるなど、国外でも注目を集めるように。寡作ながら、三度の総督文学賞、W・H・スミス賞、ペン・マラマッド賞、全米批評家協会賞ほか多くの賞を受賞。チェーホフの正統な後継者、「短篇小説の女王」と賞される。作品に『イラクサ』『林檎の木の下で』ほか。2005年、タイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選出。2009年、国際ブッカー賞受賞。



小竹由美子 


▼Hachikai Mimi 蜂飼耳
カナダの街や田舎町を舞台として描かれるのは、たとえば、実家を棄てたい娘の葛藤、夫の遺書に愕然とする妻、ただ一度の情事、痴呆症の妻に嫉妬する夫。アリス・マンローの短篇は、心理の揺らぎに光をあて、生きることの内と外に在るたいせつなものを汲み上げる。答えを急いではならない、なぜなら、いま目の前で起きている出来事のほんとうの意味は、その場で明かされることはないのだからと、物語の底で静かに語る。鋭くもあたたかい目線に貫かれた文章は、心の深部をさらりと撫でて、伝える。毎日のあらゆる瞬間が特別だ、と。

▼Michiko Kakutani ミチコ・カクタニ[ニューヨークタイムズ]
マンローは、チェーホフのように、私たちの知る人々と同様、欠点や感情をもったリアルな登場人物をつくりだす。マンローの物語には、家族アルバムのような親しみが、現実の生活の有機的な手触りがある。

▼Mona Simpson モナ・シンプソン[アトランティック・マンスリー]
マンローは、百年後にも読まれている可能性がもっとも高い現役作家である。

▼Yale Review of Books イェール・レビュー・オブ・ブックス
マンローの文章は人生のもっとも本質的な様相を映しだす――その不整合や皮肉、たえまない変化とないまぜの果てしない反復を。

▼New York Times ニューヨークタイムズ
オコーナーやウェルティに匹敵する機知にとんだ文章、その強靭さがすばらしい。
新刊お知らせメール

お気に入りの著者の新刊情報を、いち早くお知らせします!

アリス・マンロー 登録


外国の小説 登録


他の条件で登録する



ページの先頭へ戻る