第一章
ひとり暮らしの賑わい
荷風のひとり暮らし遍歴
……実は結婚・離婚を経験していた!
*遺品から読み解く暮らしのあれこれ
身のおきどころ
金と時間の使い方
泣き明かした夜 母のこと
洋行帰りの身だしなみ
江戸文化への憧憬
創作の意欲衰えず
読書という喜び
第二章
食の歓び、自炊の愉しみ
好物・鰻の蒲焼き、そしてお歌
茶筒に残る葛粉
甘き物の悦楽
岡山の枇杷の味
車中ほおばる白米のおにぎり
コロ柿の災い
井戸端での自炊生活
合理的「にんじんごはん」
好物あれこれ
第三章
散人、晩年に愛した街
……日記に記された場所と店
川を渡って浅草へ
心癒された市川の風景
第四章
好んだ季節の花々
……日記その他作品に記された四季の花々
『断腸亭日乗』読後雑記
【再録】ぬれずろ草紙
……死後見つかった春本(抜粋)を特別掲載
年譜
コラム「日乗」の断片
1 「荷風散人年七十一」小鳥を飼う
2 小堀杏奴からの手紙
3 おみくじの願掛け
4 あてが外れた文化勲章
5 月の夜
6 三通の遺言書