ガカタチノセンソウ
画家たちの「戦争」


神坂次郎 福富太郎 河田明久 丹尾安典

「戦争画」とは一体、何だったのか? もう一度、徹底的に考えてみよう!

いまだにタブー視されている「戦争画」。戦費調達のために軍部へ献画されたもの、従軍し、記録画として描かれた作品がある一方、現時点で見るととても戦争画とは思われない作品もある。戦後65年、十五年戦争開戦80周年を前に、さまざまな意見に触れながら、戦争画の名作といわれるものをじっくり鑑賞しなおしてみよう!

発行形態 : 書籍
シリーズ : とんぼの本
判型 : A5判
頁数 : 127ページ
ISBN : 978-4-10-602206-7
C-CODE : 0370
ジャンル : 芸術・芸能
美術
発売日 : 2010/07/23

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神坂次郎
コウサカ・ジロウ

1927年、和歌山県生れ。陸軍飛行学校卒。戦後、さまざまな職業を経て、歴史小説を書きはじめる。1958年、「鬼打ち猿丸」で大衆文学賞受賞。1984年、『元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世―』(中公新書)がベストセラーとなる。ほかの主著に『今日われ生きてあり』(新潮社 1985)『縛られた巨人・南方熊楠の生涯』(同 1987)などがある。



福富太郎
フクトミ・タロウ

1931年、東京生れ。東京都立園芸学校(旧制)中退後、さまざまな職業を転々とし、1960年、キャバレー経営につき、大成功する。近代美術、浮世絵のコレクター、評論家としても活躍し、主著に『絵を蒐める 私の推理画説』(新潮社 1995)、『描かれた女の謎 アート・キャバレー蒐集奇談』(同 2002)がある。



河田明久
カワタ・アキヒサ

1966年、大阪生れ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士後期課程終了。日本を中心とする近代美術史を専攻。現在、千葉工業大学准教授。丹尾安典との共著に『イメージのなかの戦争―日清・日露から冷戦まで―』(岩波書店 1996)、共編著に『戦争と美術 1937-1945』(国書刊行会 2007)などがある。



丹尾安典
タンオ・ヤスノリ

1950年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒業。専攻は近代美術史。主著に『男色の景色―いはねばこそあれ―』(新潮社 2008)、とんぼの本シリーズ(新潮社)に『パリ オルセ美術館と印象派の旅』(1990)、『こんなに面白い上野公園』(1994)、『洲之内徹 絵のある一生』(2007)があるほか、多数の編著書、論文、評論を発表している。

【グラフ】これが戦争画だ
藤田嗣治◎“世界のフジタ”ならではの究極の戦争画!?
小早川秋聲◎天覧を拒絶された戦争画
中村研一◎戦争記録画家の雄
鶴田吾郎◎戦争画への意欲と画家の信念
宮本三郎◎戦争の光と影
田村孝之介◎まるで映画のような作戦記録画
川端龍子茨木衫風◎海・空一双六曲屏風
輝ける翼、勇まし空中戦御厨純一 小野具定 石川寅治 向井潤吉 小川原脩
描かれた戦争の“幕間”【一】原精一 安達真太郎 住谷磐根
描かれた戦争の“幕間”【二】鈴木良三 奈良岡正夫
銃後の護り鍋井克之 北川民次 鈴木誠 新海覚雄
栗原信◎最前線からの従軍日記 【文】福富太郎
小川原脩【インタヴュー】隠れ棲んだシュルレアリストの“戦後”
【コラム】武藤夜舟今村嘉吉 絵筆を揮った職業軍人
描かれた“十五年戦争” 【文】神坂次郎
戦争美術とその時代一九三一~一九七七 【文】河田明久
戦争美術の様態 【文】丹尾安典

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