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気になるガウディ

磯崎新/著

1,760円(税込)

発売日:2012/07/27

  • 書籍

ガウディの「実験」は、建築の「大革命」だった。

〈かつて僕は「ガウディが大嫌いだ」と発言したことさえあります〉。孤高、奇想、天才――そんなガウディ像は果して正しいのか。21世紀のコンピュータが解き明かした、その驚くべき手法とは? 現代建築の最前線を突き進む巨匠が、愛憎なかばする思いで語る〈これだけ見れば充分〉の6作品。最強・最新・充実のガウディ案内。

目次
ガウディ嫌いのガウディ談義
つかのまのモダニズム
ボデーガ・デ・ガラーフ 1895-1901
生まれながらの廃墟
コロニア・グエル教会地下聖堂 1898-1916
ディズニー顔負けのテーマパーク
グエル公園 1900-1914
溶けてゆく家
カサ・バトリョ 1904-1906
波うつ石切場に住む
カサ・ミラ 1906-1910
つくり続けることの是非
サグラダ・ファミリア聖堂 1883-1926
「ガウディ神話」を越えて
ガウディの虚実|丹下敏明
1 ル・コルビュジエは私淑したか
2 捏造された英雄
3 サグラダ・ファミリアは誰の建築か
年譜
地図
建築案内

書誌情報

読み仮名 キニナルガウディ
シリーズ名 とんぼの本
雑誌から生まれた本 芸術新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 B5判変型
頁数 128ページ
ISBN 978-4-10-602234-0
C-CODE 0352
ジャンル 画家・写真家・建築家
定価 1,760円

著者プロフィール

磯崎新

イソザキ・アラタ

建築家。1931年大分県生れ。東京大学工学部建築学科卒業。丹下健三研究室を経て1963年磯崎新アトリエを設立。代表作に「大分県立中央図書館」「ロサンゼルス現代美術館」「なら100年会館」「カタール国立コンベンションセンター」など。カリフォルニア大学、ハーヴァード大学ほかで客員教授を歴任、また多くの国際コンペ審査員を務める。設計活動のかたわら建築批評を始め様々な領域で執筆・発言を行なうほか、建築展・美術展など多彩な活動を展開。著書に『空間へ』(鹿島出版会)、『建築における「日本的なもの」』『日本の建築遺産12選―語りなおし日本建築史―』(ともに新潮社)、共著に『Any:建築と哲学をめぐるセッション 1991-2008』(鹿島出版会)など。

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