まえがき──内田樹
1章 道徳という「フィクション」を作り直そう
子どもを産まない本当の理由
危機を論じることの難しさ
佐世保事件の衝撃
男の子は産みたくない
極限まで我慢する日本人
ほんとは危ない人、養老孟司
人間的葛藤がないが故の親殺し
2章 病気なのは親の方?
失われた公共性の感覚
親の方が病気だ!
「むかつく」しか言えない
ディベートは最悪の教育法
親世代のコミュニケーションの問題
「節度」と「察する」こと
「期待しない」ことの大切さ
恋愛依存
3章 二極化する文化資本
「利口組」「バカ組」の二極化
知性とは情緒である
「オバサンの真実」、明かします!
思春期よりも大事な前思春期
4章 「自分」は一つではない
「転向」と「揺らぎ」
小津映画は「おでん」
「トラウマ」と言うなかれ
脳と身体
身体よりも脳の方が攻撃的
六割わかればオッケー!
大阪と都市感覚
身体感覚を損なうダイエット
5章 教養とは「何を知らないか」を知ること
精神疾患と学級崩壊
集団が同質化している
「教養」を求めなくなった
6章 義務教育は十三歳までに?
十四歳は自分の身体に違和感を持つ年頃
若者の表情が乏しい
ストック・フレーズ
おちんちんに毛が生えるまで?
7章 エンタテインメントという「大いなる希望」
ええじゃないか
忠臣蔵とクリスマス・キャロル
祝祭は重要だ
8章 親は役割である
親の心構え
母性は幻想。だからこそのトレーニング
一番大事なのは「ルーティン」
あとがき――名越康文