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頭痛、腰痛、肩凝り、胃のもたれ。身体の悲鳴を見逃すな!

はり100本―鍼灸で甦る身体―

竹村文近/著

734円(税込)

本の仕様

発売日:2006/05/20

読み仮名 ハリヒャッポンシンキュウデヨミガエルシンタイ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 204ページ
ISBN 978-4-10-610168-7
C-CODE 0247
整理番号 168
ジャンル 伝統医学・東洋医学、家庭医学・健康
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2012/06/29

原因不明の頭痛、腰痛は、身体が発する悲鳴だ。西洋医学だけでは根本的な解決にはならない。不規則な生活習慣、様々なストレスにさらされ続ける現代人は、身体が本来持っている力を失ってしまっている。免疫力、自然治癒力という、人間が太古に身につけていた活力を取り戻すことが、今求められている。鍼灸の力は、身体からの警告に耳を傾け、生命力を甦らせてくれるのだ。従来のイメージを覆す、新・鍼灸のすすめ。

著者プロフィール

竹村文近 タケムラ・フミチカ

1948(昭和23)年東京生まれ。鍼灸師。1978年に東洋鍼灸専門学校卒業。1979年に鍼灸院を開業。鍼灸学校時代に関卓郎氏に師事し、「指一本でも楽になってもらうために全力を尽くせ」という教えを実践。1回30分で百本以上の鍼を打つ、独自の治療を続ける。

目次

はじめに
第一章 こんなに危険な身体の「鬱」
鍼応えのない現代人
身体が発するシグナル
水はけの悪さと病
二百本以上、深く刺す
奥義も秘伝もない
タモリさんの素晴らしいお腹
暗記力と血の滞り
少子化も解決できる?
歩きのための歩きを
第二章 健康な身体にツボはない
十四経絡なんて知らなくていい!
“痛い鍼”と“痛くない鍼”
必要な“副作用”
身体を壊して、組み立て直す
歪みは直さなくていい
鍼はメディアである
気、機、期、季の重要性
第三章 鍼灸師の治療室
特注鍼と新潟産艾
長さも太さもさまざま
線維を切る鍼先の形
理想はすべて金鍼だが……
痛みを和らげる鍼管
刺さない小児鍼
“行列のできない”治療院
足音を聞けば体調がわかる
口調や声が体調のバロメーター
元気なときは体臭が強い
頭からの出血で目が楽になる
“背中のお供え餅”を串刺し
足で一番刺したいツボ
凝りを溶かすとどめの六本
第四章 鍼灸、その威力
健康な人に鍼灸をしたい
腰痛
ヘルペス
不妊・婦人科疾患
偏頭痛
メニエル病

アレルギー(喘息、アトピー、花粉症)
十二指腸潰瘍、胃潰瘍、円形脱毛症
眼の疾患、顔面神経麻痺
腎疾患
前立腺肥大
糖尿病
痛風
高血圧
整形外科疾患(骨折、打撲、腱鞘炎、筋肉痛)
手術跡の傷、癒着

慢性膵炎
第五章 治療の現場から
山下洋輔さんのぎっくり腰
操上和美さんの椎間板ヘルニア
稲葉賀惠さんの顔の凝り
常盤新平さんの肩凝り
西澤ヨシノリさんの手根骨損傷
吉行和子さんの喘息
安岡章太郎さんのメニエル病
加賀まりこさんの全身調整
横澤彪さんの癌
第六章 恩師の言葉
鍼との出会い
医者ができないことをやれ
「先生、鍼が抜けません!」
患者の心臓発作
石にもゴキブリにも刺した
旅の鍼で、出会いの縁
恩師の死、母の死
チベットの山と高尾山
身体の続く限り、鍼を打つ!
第七章 この鍼灸を伝えたい
鍼灸道“関メソッド”を貫く覚悟
「痛い鍼」から「イタ気持ちいい鍼」へ
後進を育てたい
「一日三千回」で手が変わる
発泡スチロールは絶好の練習台
自分自身を躾ける
タオルのずれにもこだわる感性
鍼灸は人間性の交感
原点を忘れない
おわりに

インタビュー/対談

波 2006年6月号より 主治鍼灸師のすすめ  竹村文近『はり100本―鍼灸で甦る身体―』

竹村文近


体内の毒素を出すデトックス、免疫力を高めるヨガや気功など、美容と健康のための東洋医学が人気らしい。そんな中、女性誌で鍼灸ダイエットや美容鍼が取り上げられるなど、鍼灸への関心の高まりも、日々感じている。
しかし、実際に鍼灸を受けるとなると、不安と恐怖が先だって尻込みしてしまう人が多いらしい。確かに、たまの注射もできれば避けたいと思うのが人情だ。体に何本も鍼を刺すことに、抵抗感を抱かない人のほうが少なくて当然だろう。
それでも私は一人でも多くの人に鍼灸をお勧めしたい。鍼灸を生活の一部に組み込んでほしいと願っているのだ。
腰が痛い、肩が凝る、胃がもたれるという症状に現れていなくても、なんとなく気分がすぐれない、慢性的に疲れが抜けない、何時間寝ても寝不足など、どこが悪いというわけではないが、体調がよくないという人は多いと思う。
雑誌やインターネットには、名鍼灸師が数多く紹介されているが、遠くの名人のところに、新幹線や飛行機を使ってまで通う必要はない。治療のために無理をすることほど、むなしいことはない。私がお勧めしたいのは、自分の生活圏内にある鍼灸師を見つけること。主治医を持つのと同じように、自宅の近所に主治鍼灸師を持ってほしいのだ。
ぜひ勇気を出して、鍼灸院に飛び込んでほしい。最初は直感で選んでもよいし、何軒か、はしごをしてもよいと思う。
鍼灸師の人柄、相性、治療院の明るさ、清潔さなど、自分の感性に従い、「見た目」で判断してもよい。話を聞いてくれるか、痛い時には「痛い」と声を出せる雰囲気か、も重要だ。また、鍼灸師の手が温かく感じられることも、実は大事だ。
一回の治療で判断できるものではないが、必ず自分にあった鍼灸師がいるはずだ。
鍼灸師が見つかったら、どう生活のリズムに鍼灸を組み込むか考えてほしい。鍼灸は、性別、年齢、治療を受ける時間帯によって、効き方が違ってくる。朝、昼、夕方と、何度か変えて治療を受け、自分にあった時間を見つけることが大切だ。
そして、なにより大事なのは、続けること。
鍼灸は、劇的に効く場合と、徐々に効く場合がある。たとえばぎっくり腰では、一回の治療でぴたりと痛みが治まることがある。しかし、これは痛みがとれただけで、根本的に治ったわけではない。鍼灸は、魔法ではないのだ。
鍼灸は自然治癒力を高めることにより、身体を甦らせるのだが、それだけではないようだ。鍼灸によって身体だけでなく、心までが甦るのか、人生を力強く切り開いていく患者を、私は何人も見てきた。一人でも多くの人に、鍼灸を受けてほしいと願う理由の一つは、そこにもある。

(たけむら・ふみちか 鍼灸師)

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