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あなたは「死刑判決」を下せますか? 元判事が世紀の愚行を徹底批判。

つぶせ! 裁判員制度

井上薫/著

734円(税込)

本の仕様

発売日:2008/03/17

読み仮名 ツブセサイバンインセイド
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 204ページ
ISBN 978-4-10-610254-7
C-CODE 0232
整理番号 254
ジャンル 法律
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2012/03/30

結論。裁判員制度は違憲である。裁判員制度は人権を蹂躙する。裁判員制度は冤罪を作る。――ある日、突然、我々にやってくる「裁判員を命ず」という恐怖の召集令状。嫌々参加させられたら最後、一般市民が凄惨な現場写真を見せられ、被告人に睨まれ、死刑判決にまで関与しなくてはならない。国が進める世紀の愚行を、元判事が完膚なきまでに批判。いますぐこの制度を潰さないと、日本は滅びてしまうのだ!

著者プロフィール

井上薫 イノウエ・カオル

1954(昭和29)年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒、同修士課程修了。司法試験合格後、判事補を経て1996年判事任官。2006年退官し、2007年弁護士登録。著書に『司法のしゃべりすぎ』『つぶせ! 裁判員制度』『狂った裁判官』など。

目次

まえがき
序章 元裁判員のしゃべりすぎ
ある日急に届けられる「赤紙」。
そこから不条理のドラマが始まる……。
第一章 国民不在で決まった珍制度
国民の誰も、当の裁判官さえも望んでいなかった。
見せかけの「改革」が実現してしまったのである。
第二章 裁判員制度の基礎知識
くじで選ばれた一般市民が殺人犯を裁く。
恐怖の珍制度はこうなっている。
第三章 裁判担当者の条件
なぜ「裁判官の独立」が認められているのか。
それは三権分立と不可分の関係にある。
第四章 素人が裁判を破壊する
法律の素人ができるのならば司法試験など要らない。
実際の裁判で求められる複雑で高度な判断能力とは――。
第五章 人権を否定する裁判員制度
基準なき裁判によって司法は江戸時代に逆戻り。
憲法違反の制度を許してはならない!
第六章 まだある欠陥の数々
数え上げればキリがない矛盾。
これでもまだ推進しようというのか。
第七章 国民を欺く司法
世論はすでに猛反発をしているのだ。
それを無視して突き進む大マスコミと裁判所を許すな!
第八章 裁判員に選ばれる不幸
選ばれたら逃げられない。
秘密を漏らせば逮捕されるうえ、被告人に逆恨みされる危険も。
終章 裁判員制度は実施前に廃止せよ
正解はひとつしかないことはもはや明らかである。
今こそ立ち上がり、この最悪の制度をぶっつぶせ!

担当編集者のひとこと

裁判員制度の恐怖を知ってください

『つぶせ! 裁判員制度』は、判事として20年のキャリアを持つ井上薫氏(現弁護士)が、「このままでは大変なことになる」という危機感から書き上げた本です。
 何が大変か、といえばタイトルの通り、裁判員制度がこのまま施行されると、ということです。
 ですから、この本の結論はすでにタイトルに集約されています。
 じゃあ読まなくてもいいじゃないか。そう言われるかもしれません。
 しかし、ぜひともどれだけ危ない制度か、国家の根幹を揺るがし、国民の生活を脅かし、また被告人の人権も蹂躙するその恐ろしさを知っていただきたいのです。
 井上氏は極めて論理的にかつ激しく、この制度の問題点を突いていきます。これでもか、これでもか、という感じです。国が進めている大きな流れに対して一人突っ込んでいきます。何となく大嵐の中、必死に演説を続けているようなイメージです。
 これを読み終わって、それでも「いや、裁判員制度にもいいところがある」と思う方がいれば、凄いと思います。
 そのくらい迫力がある一冊なのです。

2008/03/25

蘊蓄倉庫

恐怖の民主裁判

『つぶせ! 裁判員制度』で紹介されているエピソードです。かつて江戸時代には、「入札(いれふだ)」による裁判があったそうです。これは村で起きた犯罪で犯人が不明なものについて、村人による投票で犯人を決めるというもの。民主的といえば民主的ですが、無茶な話です。「民主的」と言われる裁判員制度に同種の危うさが無いと言い切れるのでしょうか。
掲載:2008年03月25日

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