オタクハスデニシンデイル
オタクはすでに死んでいる


岡田斗司夫

脂肪の次は思考を整理。一億総コドモ社会はなぜ生まれたのか。

テレビの企画で、いまどきのオタクたちに対面した著者が覚えた奇妙な違和感。そこから導き出された結論は「オタクはすでに死んでいる」だった。小さな違和感から始まった思索の旅はやがて社会全体の病にまで辿り着く。日本人はなぜ皆、コドモになってしまったのか。自由自在に飛び跳ねる思考の離れ業のダイナミズムを堪能出来る一冊。

発行形態 : 新潮新書
判型 : 新潮新書
頁数 : 191ページ
ISBN : 978-4-10-610258-5
C-CODE : 0236
整理番号 : 258
ジャンル : 社会・政治・法律
社会思想・社会学
発売日 : 2008/04/16

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岡田斗司夫
オカダ・トシオ

1958(昭和33)年大阪生れ。文明批評家。大阪芸術大学客員教授。1985年、アニメ・ゲームの制作会社ガイナックス設立、1992(平成4)年退社。1997年、講演・執筆活動のために株式会社オタキング設立。『オタクはすでに死んでいる』『いつまでもデブと思うなよ』『「世界征服」は可能か?』『フロン――結婚生活・19の絶対法則』など著書多数。

OTAKING SPACE PORT
レコーディング・ダイエットのススメ
はじめに
第1章 「オタク」がわからなくなってきた
アキバ王選手権/普通の兄ちゃんだった「アキバ王」/一番のファンでありたい/出来合いのお宝/真剣10代しゃべり場/終わりの予感
第2章 「萌え」はそんなに重要か
「萌え」がわからない/ミリタリーオタクと萌えオタクの差/差別する人たちのメンタリティ/アトランティスとバベルの塔/終焉への予感
第3章 オタクとは何者だったのか
オタクの定義/ネット上の定義/今の世間の定義
第4章 おたくとオタクの変遷
カタカナになった/オタク以前のおたく時代/М君の存在/オタク学入門/イメージの好転/オタクの拡大/オタク原人と第一世代/第一世代はテレビっ子/第二世代と世間/純粋培養の第三世代/アカデミズムによる定義/東京だけが日本ではない
第5章 萌えの起源
日本社会の特殊性/少年マガジンの変遷と日本人の変化/変化はすべての男性誌に/水着は無敵/アニメファンの変容/アニメファンの断絶/「萌え」の誕生/「萌え」の浸透/多民族国家としてのオタク/女オタクの問題/女子という生き物/男オタクの女性化/オタク評論の限界
第6章 SFは死んだ
先例としてのSF/移民が増える/SFファンの変容とSFの死/死の実情/少年ファンの時代/世代間論争のはじまり/世代間闘争へ/運動と闘争の果て/SFの崩壊
第7章 貴族主義とエリート主義
映像がSFを滅ぼした/「萌え」はオタクを滅ぼすのか?/オタク貴族主義/オタクエリート主義/貴族とエリートの反目/第三世代はセンシティブ/中心概念の不在/それぞれの壁/民族のアイデンティティー/努力が消えた/魂の本音
第8章 オタクの死、そして転生
オタクからマニアへ/自分の気持ち至上主義/日本とオタク/平成型不況の影響/個人の時代に/大人は損を引き受ける/大人の仕事
あとがきに代えて――「オタクたちへ」


ロリコン国家日本

 来日した外国人が「日本人はみんなロリコンなのか?」と驚くことがあるそうです。その理由は、駅の売店で売っている雑誌のほとんどが美少女を表紙にしているから。考えてみれば大人向けの雑誌までそうというのは珍しいのでしょう。岡田斗司夫さんは、この起源は「少年マガジン」だといいます。そして、これが最近の「萌え」ブームにつながっているのだ、と。詳しくは本書で。
掲載:2008年04月25日
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