はじめに――即答する前に考えてみたいこと
第1章 ちょっとした物言いの「すごい力」
1 意外に難しい「感動伝達力」
感動を手短に伝えるのは難しい/上手な感動表現は感動を増幅させる/他者の評価を気にせず、素直な感情を表現する/「しゃべりの好感度」指標/「表現の多彩さ」が好感度につながる/気取らず、構えず、その場に応じて
2 電話番で養われる会話力
下積みは電話番で/社会人としての最初の修業/新人アナウンサーも/あいさつの効用
3 新旧の達人に学ぶ「毒舌力」
毒舌界の新星/愛されるのは難しい/深刻な話を笑いに変える/場数を踏んで体得した本番力/同情ではなく共感
4 準備が物言う「行き当たりばったり力」
安住さんの才気/台本をどこまではみ出せるか/勇気と準備が必要
5 通販に学ぶ実践的圧力
ごっらんくっださーい/実践的しゃべりのテクニックが満載/流暢は美徳ではない
6 誠意が必要な「飛び込み力」
ロケの苦労/傾斜地では低い側に/引き際は潔く/『田舎に泊まろう!』での経験/泊めて良かったと、相手を喜ばせたい
7 今こそ必要な「ちょいゆる力」
バラエティ番組では「無防備な素の自分」を見せる/「ゆるさ」とは自己開示/「ゆるさ」と気骨を併せ持つ蛭子さん/みうらじゅんさんの視点/「世間の見方」から離れてみよう
8 KY力と同調力
張り詰めた披露宴/“KYおやじ”が果たした快挙/同調には二種類ある/「非同調・独立型」とは/食の好みで見分けられる?
9 人を救う「いじる力」
演出された「いつも通り感」/仲間の職場復帰にどう対処すればいいか/寄り添う力/さりげなくヒジを差し出す/「職場うつ」に悩む仲間に対しても同じ
10 初対面で和ませる力
準備は三タイプ/“リスペクト信号”をさりげなく送る/ビジネスの場では?/事前に調べた共通の話題を活用する
11 五木寛之さんの「肉声力」
五木さんに舞い上がる/細川元総理の変化/身体と肉声
12 侮れない「ほめる力」
最近、人をほめましたか?/上司だってほめてほしい/自分を低めてもダメな場合
13 最低限必要な「察する力」
「ちょっと難しい」の真意/若い男女の絶妙のやり取り
14 言葉の「預金力」をつける
ラーメン屋さんで「まろやかな舌触り」?/ひりひりするような投手戦/任意で積み立てる「言葉の預金」を
第2章 やっぱり気になる「口のきき方」
1 「ら抜き」言葉と「か取り」問題
問題な口のきき方/市民権を獲得した「ら抜き」言葉/期待されている役割は/蚊取り線香? 香取慎吾?/「か取り」敬語が蔓延/「か」は「詰問口調」か
2 心ない相槌の罪
某局ニュース番組でのしらじらしい会話/気持ちが入らないと通じない
3 軽薄な業界用語
軽薄な、あまりにも軽薄な/病院用語の怪
4 「使い慣れない敬語」の怖さ
目下の上から目線?/シミュレーションの必要性
5 その「だから」は本物か
緻密な論理性を背景に語られるべき言葉/単純思考が心をむしばむ
6 このごろ気になる三つの口癖
文頭「なので」/「~していてぇ」/なるほどの敬語表現?
7 「ひらがな」を使えない大人
ひらがなを使えない/漢語でゴマカシ/和語のすすめ/ひらがなは楽/ひらがなの達人
8 微妙に気になる「ら足し」と「れ足す」
スノボ選手の屈辱/「れ足す」言葉
おわりに