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拳銃から自動車まで売れないモノはない。知られざる業界のAtoZを徹底解剖。

通販―「不況知らず」の業界研究―

石光勝/著、柿尾正之/著

756円(税込)

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発売日:2010/08/12

読み仮名 ツウハンフキョウシラズノギョウカイケンキュウ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 206ページ
ISBN 978-4-10-610382-7
C-CODE 0263
整理番号 382
ジャンル 経営学・キャリア・MBA
定価 756円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2011/02/25

一八世紀、ベンジャミン・フランクリンが考案したビジネス「通信販売」。それは誕生以来、常に右肩上がりの成長を続けてきた稀有な産業である。不況知らずの秘密はどこにあるのか。「西部開拓時代には、銃も扱っていた」「千趣会はこけしから始まった」「テレビ通販の稼ぎ時は深夜0時」「健康器具にクレームが来ない理由」等々、トリビアを織り交ぜながら業界の歴史と未来を俯瞰。一億総通販時代、必読の一冊。

著者プロフィール

石光勝 イシミツ・マサル

1934年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文化放送を経て、東京12チャンネル(現テレビ東京)に入社。常務取締役から、設立に携わった系列の通販会社プロントの社長となる。著書に『テレビ番外地』『テレビ局削減論』、共著に『通販』などがある。

柿尾正之 カキオ・マサユキ

1954(昭和29)年千葉県生まれ。(社)日本通信販売協会理事。日本ダイレクトマーケティング学会理事。早稲田大学客員准教授。

目次

はじめに
第1章 始まりは西部劇の世界――通販の起源
通販の語源/大草原の小さな家/二大通販会社/武士が始めた通販/通販の元祖は「種苗」/百貨店の参入/なぜ日本の通販は「怪しい商品」が多かったか/正業になった60年代/悪徳顧客?
第2章 昔も今もベースは「紙」――カタログ通販の多様性
近代通販の先駆者、リーダイ/通販でも老舗の高島屋と三越/スペシャル・カタログへの流れ/総合カタログとテレビ通販の開拓者、ディノス/頒布会育ちの千趣会/組織販売から出発したニッセン/千趣会とニッセンの今/狙い目は女性の下着、セシール/下着をファッション化したピーチ・ジョン/陰の主役、宅配便/カタログを売る異端の雄、カタログハウス/読むためのカタログ『通販生活』/黒船来航はつづく/食品通販の元祖、ふくや/中身本位の化粧品、ファンケル/我が道を往くライトアップ・ショッピングクラブ
第3章 セールスマンは「公共の電波」――テレビ通販の威力
実績より目立つテレビ通販/初のテレビ通販から育ったディノス/メディア・ミックスを編み出した鹿内議長/「テレビ局が物を売るなどもってのほか」/電波店舗に進出した高島屋と三越/スポット型のテレビ通販/深夜を開拓したテレビ東京ダイレクト/ラジオ通販の健闘/「ビリーブーム」のオークローンマーケティング/テレビ通販の三大要素/ジャパネットたかたはなぜ成功したか/独演スタイルの秘密/24時間通販局の登場/ゴールデンアワーは真夜中の0時/本家アメリカの通販専門局/サントリーの健康食品/自動車は売れるか/踊り場に立つテレビ通販
第4章 一人と世界をつなぐ――ネット通販の爆発力
いまネット通販は/ネット商店の誕生/ネット通販成功の秘訣/バーチャル八百屋とネットスーパー/日本が生んだバーチャル・モール、楽天市場/包囲網を図るヤフー/三木谷流の成功/ファッション専門店街の出現/本屋にない本が買えるアマゾン・ドット・コム/恐竜の尻尾が売れる/ユニクロのネット通販/BTOのデルコンピュータ
第5章 ポケットの中の百貨店――ケータイ通販の未来
ケータイでドレスを買う/ケータイ通販の誕生/ケータイ通販とネット通販/横綱のファッションショー、ブランディング/共同購入でお安く、ネットプライス・ドット・コム/ケータイ通販のリーダー役、ディー・エヌ・エー/日本最大のケータイ・バーチャルモール、ケータイ版楽天市場/カタログはケータイで注文の千趣会/「カワイイ」を売る夢展望/ケータイ通販の潜在力
第6章 通販2・0の方向性と未来――次世代通販を読む
メディア・ミックスからクロスメディアへ/通販2・0の行方/放送と通信の融合/「一寸先に光」と「知らぬ間」の通販/詰まるところは人間
あとがき
参考文献

担当編集者のひとこと

「通販」で売れないものはあるか

『通販―「不況知らず」の業界研究―』は、ストレートなタイトルが示す通り、通信販売業界を俯瞰できる本です。いまや国民の9割以上が利用したことがあるというほど、身近な存在ですが、一方でその歴史や舞台裏は知られていません。本書には、「へえ」と思うような通販トリビアが詰まっていますので、その一部を並べてみます。

○アメリカで通販会社が誕生したのは19世紀だが、その前世紀にはベンジャミン・フランクリンが書籍の通販を手がけていた。
○健康器具へのクレームは意外と少ない。理由は効果がわかる前に、大抵の人がやめてしまうから。
○カタログ通販のトップ企業、千趣会の原点は、大阪御堂筋界隈のOLさん相手に始めた月1回のこけし頒布会。社名の由来も「こけし千体趣味蒐集の会」を縮めたもの。
○ラジオの通販は意外に堅調で、宝石などもよく売れる。商品は見えなくても、お馴染みのパーソナリティの人柄を信じて買う人が多いので。
○中国では自動車も通販の人気商品。クライスラーが1時間で100台売れたことも。

 夜中の通販番組を見る目が変わること間違いなし。もちろんビジネスに役立つヒントも満載です。

2010/08/25

蘊蓄倉庫

「通販」のゴールデンタイムはいつか

 民放BS局を見ていると、とにかく通販番組が多く、特に夜中や明け方となると、それ以外の番組が珍しいほどです。そんな時間帯にモノが売れるのだろうか、と思ってしまうかもしれませんが、実は通販専門局では深夜0時~1時は、主婦とOLをお得意様とした「ゴールデンタイム」。1回で1億円売り上げることもあるとか。『通販―「不況知らず」の業界研究―』は、成長を止めない産業の意外なエピソードが満載の一冊です。
掲載:2010年8月25日

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