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「上を向いている限り、絶対にいいことがあるんだ」

やめないよ

三浦知良/著

799円(税込)

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発売日:2011/01/15

読み仮名 ヤメナイヨ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 255ページ
ISBN 978-4-10-610405-3
C-CODE 0275
整理番号 405
ジャンル スポーツ
定価 799円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2014/09/19

これまで本当にいいサッカー人生を送ってきた。でもそれは昨日までの話。今日もすぐに過去となる。明日をどんな一日にして、どう自分を高めるか。僕はそれだけを考えていたい──。40歳を超え、若手選手とは親子ほどの年齢差になっても、あくまで現役でサッカーをプレーし続ける。そんな「キング・カズ」が、苦楽を味わいながらみずから刻んだ足跡と思考の記録。

著者プロフィール

三浦知良 ミウラ・カズヨシ

1967(昭和42)年静岡県生まれ。15歳でブラジルに単身渡航、プロサッカー選手に。帰国後、1993年発足のJリーグで初代MVPになるなど活躍。日本代表の試合では55ゴールを記録。イタリア、クロアチア、豪州でもプレー。京都、神戸を経て、横浜FCに所属。

目次

プロローグ――未知の領域を歩き続ける日々
I 勝ちたい力――2006年
「クラブキャプテン」としてできること/楽しむには資格が要る/緊張感をプラスにつなげる/負け慣れするな/国を背負う重圧と喜び/強くなるための道程/いい得点の前に必ずいいアシストあり/W杯がすべてじゃない/熱い心で戦えたか/ひたすら目の前の試合に集中しよう/対戦相手への挑発とリスペクト/控え組でも焦らない/時には本能のままに/僕の経験を伝えたい/ハードな環境がプロ根性を養う/厳しく謙虚なサッカー王国/好プレーに敵味方なし/クラブW杯で見る世界/苦難のJ1昇格に感動/楽しむことの大切さ
II 不惑の力――2007年
前年以上の自分をつくる/40歳でみんながやれなかったことをやる/「今日は楽しそうだったね」と言われたい/40代のテーマ/初戦の感動を忘れるな/他人のせいにするな/言い訳をする前に努力を/監督との信頼関係がいいプレーを生む/アジアをもっと知ろう/意義深い「ゴラッソ」/悩ましいカズダンス/実力を見せるのは難しい/ケガを悟られまいとする習慣/アウェーでいかに心身のコンディションのバランスをとるか/全力プレーの誓い/かつての夏合宿で得たもの/44歳の選手が持つ雰囲気/自分ひとりが悪いわけではなくとも、責任を取るのが監督/過去の格下を見くびるな/選手の事情、経営の事情/上を向いて戦おう/数字に表れない影響力/五輪代表の誇りと責任/サッカー人生はまだまだ続く/降格も歴史の一部である
III 続ける力――2008年
現役を続けるために必要な環境/目標は、10年後に同じスーツを着られる体でいること/無理のしどころが肝心/誤審指摘も解説者の仕事のうち/批判に耐える強い心を/負けないこと、積み重ねていくこと/内容も結果も意識次第/頭の中をリフレッシュさせることが大事/失うものの大きさを意識しよう/経験と調和がブランクを埋める/選手の領域、監督の領域/代表への意思表示/代表監督のつらい決断/アジア交流の第一歩/世界で戦える技術とは/悔しい思いを、前進のきっかけに/代表が背負う「コブランサ」/サッカーへのリスペクト/ゴールは心技体の結晶/「格差」をチャンスに変える/こだわり詰まったゴール/ゆとりと油断は違う/経営の危機感の共有を/厳しい環境が選手を鍛える/
IV 戦い抜く力――2009年
真っ白な灰になるまで/楽しくなるか、つまらなくなるかは考え方次第/ピッチに立てば年齢は関係ない/戦い抜く責任と義務/日の丸を支えるプライド/今、僕らがすべきコミュニケーション/試合は多いほうがいい/30センチがものをいう世界/キリン杯との出合い/4度連続でも「夢の達成」/基本を押さえて楽しむ/ブラジルを鏡に考える/サッカーはケンカじゃない/執念は暑さにも勝る/うまい・賢い・力まない/トップ選手は日本の誇り/要求と重圧が偉業につながる/「格差」を楽しもう/年越し決戦の充実感/批判されて強くなる/クラブへの忠誠と反骨/移籍マーケットの未成熟/真の一流はつぶれない
V 明日を生きる力――2010年
「自分勝手」に徹したい/体をつくり込む喜び/キャプテンとは何か/ファンもアンチも引き寄せる存在/明日のことだけ考えていたい/サンバはサッカーに通ず/悪い流れを変えるには/人を選ぶのも一大事/W杯の1勝は偉大な一歩/文化と文化がぶつかり合うW杯/猛暑の中の決意/1つのプレーですべて変わる/異文化で成功する監督/遠回りしてこそ得るものがある/主張するために自分で考えよ/国立競技場とカズダンス/うれしい激励を、力に/「1センチでいいから前へ進むんだ」/ブラジルのクラブからの獲得オファー/身体能力がすべてじゃない/人生に偶然はない
あとがき

担当編集者のひとこと

「やめたいよ」???

 2010年11月某日、横浜FCのクラブハウス内の一室。その日の練習を終えたカズ選手に、本のタイトルとなる「やめないよ」の文字を試みにレイアウトしてみたカバーのデザインを見せたところ、カズさんは一言、こう呟きました。
「やめたいよ」
 実はついに引退することを考えているのか……と、一瞬、ドキリとしましたが、これはカズさんが放ったジョークで、実際にはご本人はサッカーを「やめたい」気持ちなどさらさらありません(それは練習を見ればわかります)。つねに試合に90分間フル出場して最高のプレーをしたいという気持ちをまったく失ってはいないのです。
 そして迎えた2010年12月4日のJリーグ最終節の大分トリニータ戦。私も大分まで観に駆けつけたのですが、シーズン初先発となったカズ選手は、サッカーを心から楽しんでいるように見えました。結局、90分間フル出場を果たしたのみならず、右足で同点となるゴールも決めてみせたのです。それは、自らがもつJリーグ最年長ゴール記録をさらに「43歳9ヶ月8日」に更新するシュートでした。
 1年5ヶ月ぶりの先発、フル出場で、サッカー選手としてまだまだやれるということを証明してみせた90分間。そして誰より、カズ選手自身こそが、「まだまだ、やめないよ」と言える実感を得たことでしょう。その実感がまた、あり余る熱へと変わって、人生の空白を埋めていくのです。

2011/01/25

蘊蓄倉庫

「キング・カズ」の2010年12月4日

 2010年12月4日、リーグ最終節の大分トリニータ戦に先発、フル出場して、見事なゴールも決めたカズ選手。それによって、「出場」「先発」「フル出場」「得点」のすべてにおいて、自らの持つJリーグ最年長記録を「43歳9ヶ月8日」に更新してみせたのでした。もうすぐ44歳になろうとしているというのに、サッカー選手としてなぜ輝けるのか。なぜそんなにもモチベーションを高く持ち続けられるのか。本書『やめないよ』には、そのための“極意”ともいうべき考えがそこここに織り込まれています。
掲載:2011年1月25日

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