シンダラクロンガヨクトテンバツ
新・堕落論―我欲と天罰―


石原慎太郎


国難の超克は、ここから始まる。日本への「遺書」――。

列島を揺るがせた未曾有の震災と、終わりの見えない原発事故への不安。今、この国が立ち直れるか否かは、国民一人ひとりが、人間としてまっとうな物の考え方を取り戻せるかどうかにかかっている。アメリカに追従し、あてがい扶持の平和に甘えつづけた戦後六十五年余、今こそ「平和の毒」と「仮想と虚妄」から脱する時である――深い人間洞察を湛えた痛烈なる「遺書」。

発行形態 : 新潮新書
判型 : 新潮新書
頁数 : 220ページ
ISBN : 978-4-10-610426-8
C-CODE : 0210
整理番号 : 426
ジャンル : 社会・政治・法律
社会・文化
発売日 : 2011/07/15

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石原慎太郎
イシハラ・シンタロウ

1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学在学中に「太陽の季節」で芥川賞を受賞。1968年に参議院議員に当選し、その後衆議院議員として環境庁長官、運輸大臣などを歴任した。1999年に東京都知事に就任、四選をはたす。『国家なる幻影』『弟』『火の島』など著書多数。

序章
一章 平和の毒
敗戦の光景/「堕落論」と戦後/「牙を抜かれた怪物」/忘れられた江戸の成熟/垂直な価値の基軸/タンタロスの悲劇/あてがわれた平和の毒/横田基地は「戦勝記念品」/収奪される先端技術/「核の傘」という幻/尖閣を守れるのか/安保条約への誤解/ジャパン・ディッシング/核保有という選択肢/司馬遼太郎の慨嘆/「刷りこみ」こそ教育の原点/愚劣な官僚、幼稚な国民/脳幹論は国家に通じる/三島由紀夫の予言/権利の主唱、欲望の肥大/民族的DNAとしての受動性/自らの遺書として
二章 仮想と虚妄
首都の不安/「一番豊かで、一番あわれな子供たち」/正統な青春、透明な閉塞/ルネサンス以来の文学の主題とは/「太陽の季節」とその時代/何が想像力を摩滅させるか/「三つのスクリーン」の罪/物欲、金銭欲、性欲/ヴァーチャル化する暴力と死/根源的な情念なき“恋愛”/「孤独を賑わす術を知らぬ者」/「草の花」に見る愛の本質/我々自身なら救えるはず/画一化と自己喪失のあいだで/現実逃避と死へのノンシャランス/仮想と虚妄からの解放

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