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【組長、組幹部が激白――】カタギが狙われる時代がきた! あのベストセラーに続く「わるいやつら」の最新知識。

続・暴力団

溝口敦/著

756円(税込)

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発売日:2012/10/17

読み仮名 ゾクボウリョクダン
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 206ページ
ISBN 978-4-10-610492-3
C-CODE 0236
整理番号 492
ジャンル 社会学、事件・犯罪
定価 756円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2013/04/12

暴力団排除条例は、新たな恐怖の始まりだった。殺傷される市民、襲撃される企業、私刑される警察官……条例施行後に頻発する兇悪事件。なぜ一般人が狙われるのか? 福岡で兇行が連続するワケは? 警察はなぜ無力なのか? 新しいシノギや殺しの手口とは? 組長や現役幹部がその裏事情を激白! 有名芸能人との癒着、半グレ集団の肥大化、出合った時の対処法など、誰もが知らないではすまされない「現代極道の最新知識」。

著者プロフィール

溝口敦 ミゾグチ・アツシ

1942(昭和17)年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。ノンフィクション作家。『食肉の帝王』で2004年に講談社ノンフィクション賞を受賞。著作に『暴力団』『続・暴力団』『詐欺の帝王』『危険ドラッグ』『山口組動乱!! 2008〜2015』『闇経済の怪物たち』など多数。

溝口敦の仕事 (外部リンク)

目次

まえがき
第一章 組長、幹部たちはどう語るのか?
山口組組長へのインタビュー/なぜ福岡で事件が頻発するか?/工藤會幹事長は語る/暴力団の生き残り対策/新たなシノギの手口/山口組幹部が明かす/組の資産はどうなるか?/「半グレ集団」の脅威
第二章 法律でどこまで守られるか?
「暴排条例」とは何か/「暴対法」と「暴排条例」の違い/本当に有効なのか/市民がどこまで断れるか/「利益供与」に当るのか/ヤクザとゴルフをしたら/警察と新聞を訴えた「組長の妻」/福岡は無法地帯か/「暴排条例」反対派の裏事情
第三章 出合ったら、どうすればよいか?
通報したらどうなるか/犠牲になる市民/恩を仇で返す奴ら/会う時の対処法/私が刺された時/暴力団にお金を出したら/刑事とヤクザ/警察の本音
第四章 芸能界はまだ蝕まれているか?
芸能人とヤクザの共通点/「密接交際」の裏側/なぜ逮捕されないか/有名タレントの選択/芸能プロダクションの思惑/人気漫談家のケース/大物演歌歌手の場合/浪曲師から「一〇万円女」まで/お金の関係は?/「半グレ集団」の台頭
第五章 警察は頼りになるのか?
保護されていたはずなのに/乏しい検挙率/組幹部が解説する「桶川ストーカー殺人事件」/警察増員のマジック/なぜ不安が募るのか?/警察と暴力団のパイプ
第六章 暴力団は本当になくなるのか?
アメリカの犯罪組織/イタリア・恐怖のマフィア/日本ではどこまで殺るか/警察OBが天下るワケ/暴力団対策の費用は?
第七章 どうやって生き延びていくのか?
組織はフランチャイズ式/シノギは八方塞がり/堅気にはなれるのか?/組長、悲哀を語る/生活保護か、刑務所か/暴力団を賄うのは誰か?
あとがき

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担当編集者のひとこと

あなたが狙われるかもしれない……「暴力団」最新事情

 全国で暴力団排除条例が施行されるようになって、この10月で1年です。
 暴力団は撲滅されるはずなのに、一般の会社が襲われ、市民が殺傷されるという兇行が続出しています。特に福岡県下では日々頻発し、酷い状態になっています。
 以前は組同士の抗争などがよく報じられましたが、今では一般市民への攻撃が目立っています。次に誰が狙われるのか……誰しもが標的にされる可能性があります。
 なぜ市民ばかりが標的になるのでしょうか? 暴排条例は有効でなく、むしろ裏目に出てしまったのでしょうか? 警察はどうして厳しく取り締まらないのでしょうか?
 そして、暴力団の組長や組幹部はこのような惨状をどう語るのでしょうか?
 昨年ベストセラーとなった『暴力団』に続く本書は、暴排条例以後に展開する闇世界の新しい事情を、第一人者の溝口敦氏がわかりやすく解説しています。
 本書では、たとえば、以下のような最新事情がよくわかります。・組長、組幹部が明かす「生き残るために」
・兇行続出! 福岡は闇世界での「実験場」
・組の資産は先細り。シノギはより巧妙に
・「事故」「自殺」に見せかける暗殺の手口
・組の隠れ蓑は、偽装「宗教法人」
・締付けの代償で、警察や司法も標的に
・カタギに戻るなら、服役を選ぶ論理
・実名公表、罰金……「条例違反」の懲罰
・暴力団への「利益供与」に当たる職種
・一般人が騙されやすい「仁義のウソ」
・一度ヤクザにお金を渡せば地獄を見る
・同伴ゴルフで、会社名が公表されたケース
・警察と新聞社が組長の妻に訴えられた事件
・「芸能人と交際したい」という「黒い欲望」
・あの有名人が逮捕されない裏事情
・六本木で暗躍! 半グレは暴排条例「適用外」
・捜査を難航させる「半グレ集団」の狡猾な襲撃法
・海外マフィアは、その筋が目指す「悪の手本」
・「暴力団撲滅」で警察が困る「本当の理由」(「薀蓄倉庫」参照)
・トラブルに巻き込まれた時の有効な相談先
・こっそり会うな。記録を残せ……出合った時の対処法など。

 暴排条例以後、より兇悪化する「暴力団」の最先端を、「です・ます」調で、世界一やさしく解き明かした、今こそ必読の一冊です。
 前作『暴力団』とともにぜひお読みください。

2012/10/25

蘊蓄倉庫

「暴力団あっての警察」というホンネ

 警察のホンネは暴力団をなくすことではありません。暴力団のような組織犯罪集団が跋扈する現実を恥ずかしいことで、改めるべきだ、とも思っていません。現状より、組員の数は少なくなってほしいけれど、完全撲滅は願っていないそうです。
 それは、一般住民の脅威となる暴力団は、定年退職後の再就職先という利益機会をもたらしているのが、一つの理由です。
 銀行、消費者金融をはじめ、クレジットカード会社、生・損保、証券、不動産仲介・販売、自動車販売、レンタカー、ゼネコン、警備会社、ゴルフクラブ、宅配便会社、百貨店、芸能プロ、広告会社、テレビ局などなど、暴対法と暴排条例の施行で、それこそあらゆる業界で、暴力団のチェックとトラブルなどの対応のために、警察OBが天下っています。
 また、各自治体に置かれている「暴追センター」や「民事介入暴力被害者救済センター」なども同様に警察OBの天下り先になっています。
 警察は、暴排条例により、暴力団の取締権と、暴力団の脅威に対する行政指導権の2つを握っているといえます。暴力団撲滅が実現すれば、これだけの既得権を失うことになってしまうからです。
掲載:2012年10月25日

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