ホーム > 書籍詳細:誤解だらけの「発達障害」

適切な「教育」で発達の遅れは大きく改善する! 約700人の指導実績に基づく新・常識。

誤解だらけの「発達障害」

河野俊一/著

734円(税込)

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発売日:2012/11/16

読み仮名 ゴカイダラケノハッタツショウガイ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610496-1
C-CODE 0237
整理番号 496
ジャンル 教育学
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2013/05/24

「しばらく様子を見ましょう」「現状を受け入れてください」。「発達障害」と診断された子の親は、専門家からそんな言葉をかけられる。しかし、これは大いに問題がある。適切な「教育・学習」を通して「教わる力」を身につけさせれば、発達の遅れは大きく改善するのだから。カギは、「教える難しさ」というハンディを乗り越える意志を持つこと。約700人の子どもを教えてきた実績を基に語る、本当に子どものためになる教育論。

著者プロフィール

河野俊一 コウノ・シュンイチ

1951(昭和26)年鹿児島県生まれ。エルベテーク代表。九州大学工学部卒。出版・教育関連会社を経て、1996年に幼児・小中学生と発達の遅れを抱える子どもを対象とした教室を開設。著書に『誤解だらけの「発達障害」』(新潮新書)『発達の遅れが気になる子どもの教え方』『自閉症児の学ぶ力をひきだす』。

エルベテーク (外部リンク)

目次

はじめに
第1章 ハンディを乗り越えながら成長した子どもたちの証言
相談しても消えない親の悩み/子どもたちは自分のかつての言動をどのように感じているか/ケース(1) 社会人・三原君の場合/「教えてもらって、できるようになった」/ケース(2) 大学生・池田君の場合/「一人で自分なりに生きていけばいい」という強がり/一番大事なのは「教わる力」/嫌なことでもがまんしながらやりとげる/ケース(3) 高校生・春野君の場合/「自分でもどうしてよいのかわからなかった」/「泣いても騒いでも通用しない大人」の存在/作文に表れた成長の軌跡/子どもたちの成長のステップ
第2章 教育こそが改善のための第一歩
発達の遅れをめぐる5つの傾向/「教える難しさ」「学ぶ難しさ」がすべての根っこ/5つの傾向に即した対処の仕方/(1)言葉の遅れ/「わかってあげてください」では事態は好転しない/独り言やおうむ返しをやめさせる/(2)見ることができない、聞くことができない/「見る」と「聞く」は一体のもの/(3)感情や行動をコントロールできない/「もう少し様子を見ましょう」という気休め/多動は「応じる力」「理解する力」によって改まる/子どもは多動状態に「囚われている」/こだわりと偏食をやめさせるには/「見守る」という言い訳/ほめて良いのは3つだけ/(4)覚えられない、理解できない/(5)コミュニケーションの遅れ/まず1対1でのやりとりを/大人の言うことをしっかりと聞く子どもに育てる
第3章 家庭での効果的な接し方・教え方
特別なことではなく、当たり前のことを教える/子どもが目を見ているか、常に確認し適切な指示を出す/手を膝に置いて、背筋を伸ばし、口を閉じて、静かに待つ/「はい」という返事と簡単な報告を求める/姿勢が崩れかかったら、いつでも整えさせる/不要な言葉や声を出さないように促す/簡単な指示を繰り返して、指示そのものの意味を教える/冷静に手短に注意する/叱るのは、大人の言うことに従おうとしない態度を見せた時/ほめる時も冷静に/親が口や手を出しすぎない/家庭生活すべてが良い学習の場となる/親の手応えを大切に/小学6年生のP君のケース/高校1年生のQ君のケース/親子の間でも「先生と生徒」の関係を築く
第4章 学校との信頼関係を構築する
先生たちも悩みを抱えている/「思うようにはいきません」と話す先生たち/「指導上配慮してほしいこと」を、レポートにまとめて事前に手渡す/付き添いをじょうずに活用する/普通学級か特別支援学級かの判断基準/いじめ・不登校を乗り切る/学校との信頼関係づくりに努力した保護者
第5章 発達の遅れを乗り越えるために
教え方はどの子も同じである/学習には、決められた約束事とレベルアップの仕組みがある/基盤となる力/適切な指導計画が効果を生む/育て、伸ばしていくべき12項目の力/「医療だけではなく、教育が大切」と強調する医師の声/教育本来の姿を探し求める先生たち/親には「信頼できる協力者」が必要

蘊蓄倉庫

発達障害「当事者」の証言

 発達障害を「個性」というプラスの価値で捉えた場合、奇声を発したり、多動を繰り返したりすることも「個性の発露」として「わかってあげるべきこと」となってしまいますが、当事者からはそれと異なる証言も出ています。本書に登場する、5歳で「自閉傾向・ADHD」と診断された少年は、かつての自分を振り返って「奇声や多動はやりたくてやっているわけではなく、自分でもどうして良いのかわからなかった。『やめたい』と思っていた」と述べています。本人もいわば、発達障害に「囚われている」状態だったわけです。彼の場合は幸い、教育としつけによって問題行動を克服し、難関高校に合格するまでになりましたが、現状では発達障害に対して「適切な教育」の持つ力が広く認識されているとは言えないようです。
掲載:2012年11月22日

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