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「脱・感情論」で話をしよう! 各分野の俊英が徹底討論!

原発とどう向き合うか―科学者たちの対話2011~'14―

澤田哲生/編

821円(税込)

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発売日:2014/08/09

読み仮名 ゲンパツトドウムキアウカカガクシャタチノタイワ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書
判型 新潮新書
頁数 236ページ
ISBN 978-4-10-610583-8
C-CODE 0231
整理番号 583
ジャンル エネルギー
定価 821円

福島の事故からすでに3年余り、原発をめぐる様々な問題は今も“宙ぶらりん”のままだ。「脱・反」の声に振り回されるエネルギー政策、過剰なまでに厳しい「1ミリシーベルト」基準、「ゼロリスク」を求めるばかりの安全規制、科学より感情論にはしるメディア、見通せない復興と住民の帰還――いったい、何が問題なのか。このままでいいのか。第一線の研究者たちが科学的事実と合理的思考で迫る対話ドキュメント。

著者プロフィール

澤田哲生 サワダ・テツオ

1957(昭和32)年兵庫県生まれ。京都大学理学部物理学科卒。三菱総合研究所、独カールスルーエ研究所客員研究員などを経て、現在、東京工業大学原子炉工学研究所助教。専門は原子核工学。近著に『御用学者と呼ばれて』『誰も書かなかった福島原発の真実』など。

目次

はじめに
I 「御用学者」と呼ばれて
突撃取材、「原発推進派レベル7」、苦情に匿名電話
専門家を封殺する社会は危ない
国策なのに東電任せに終始した政府の事故対応
人工も自然も、放射線の生物影響は変わらない
忘れ去られた脱化石燃料と低炭素社会
組織立った「反対派」に学び、ぶれずに説く
II サイエンスとポリシーを分けて話そう
流言飛語や国民のパニックは科学者の責任
「分からないから怖い」では幽霊と同じ
ICRP勧告はあくまで「上限の見積もり」
ホウレンソウ300年分を一度に食べるか
数値の一人歩きとリスクゼロ幻想
放射線恐怖に追われて支払う代償
III 安全対策と放射線リスクの正しい考え方
日本はエネルギーギャンブルをしている
フィルタードベントがあれば対応できた
高さ10メートルの書類の山で安全性が高まるか
ヒトに備わった生体防護機構を知っておく
総線量より集中打か散発打かの違いが大きい
喫煙やストレスなど他のリスクを下げる方が効果的
IV 人体の仕組みから規制値を問い直す
暫定規制値を5倍厳しくする意味はあるか
アポトーシスという生物進化の知恵を知る
ヒトは「フリーラジカル」を作って生きている
生物学者から見た年間20ミリシーベルトのリスク
米ソ冷戦時代は現在の1万倍のセシウムが降っていた
専門家が正しく情報提供できる場がない
V 原子力規制委員会という新たな「ムラ」
「活断層」がネタにされている
ズレが予測できれば工学的対応はできる
3・11以前よりもリスクにさらされる原発プラント
VI 「年間1ミリシーベルト」はなぜ理不尽か
牛の体内でのセシウム半減期は約55日だった
福島の人より世田谷のお母さんたちが心配する
1ミリシーベルトで寿命は1時間も短縮しない
過剰診断と過剰な避難がガンを増やす
フランスの年間自然被曝量は約5ミリシーベルト
VII 巨大メディアが原発リスクを高めている
握りつぶされたウクライナのニュータウン報告
即座に「できっこありません」と答えた朝日の論説委員
形式上の問題だけでALPSを半年止めた規制委員会
外部資金や寄付で研究を進めるのが「世界標準」
「偏向報道」がセイフティカルチャーをぶち壊す
VIII 小泉「原発ゼロ」は無知なギャンブルか
中国のPM2・5は火力発電で使う石炭が原因
40年経てば放射線も発熱量も1000分の1程度に
同じ島国でもイギリスはロジカル、日本は感覚的
学生たちは廃炉技術と原子力への熱意にあふれている
IX 日本人は原発にどう向き合えばいいのか
タンクの汚染水漏れは風評を除いて被害はない
世界中で450基が無事故で動き続けている
原発を運転しないと再生可能エネルギーの未来はない
中国で稼働し始める最新鋭の原子炉EPR
DNAは「想定外」を持たない究極の危機管理マニュアル
そろそろ立場の違いを乗り越えていけないものか
X 将来世代はどう考えるか――[特別編]浜岡原発を見学して
中学生でもファシリテーションできる
メディアだけに拠らず、実物を見て学ぶことが大切
エネルギーシフト、ベストミックスで二転三転の中で
原子力のリスクとリターンをどう考えるか
揺れ動く気持ちを持ち続けることが大切

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