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一生役立つ! 国民必読! 明解で面白い、池上版「全文・超訳」

超訳 日本国憲法

池上彰/著

842円(税込)

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発売日:2015/04/17

読み仮名 チョウヤクニホンコクケンポウ
シリーズ名 新潮新書
雑誌から生まれた本 から生まれた本
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 254ページ
ISBN 978-4-10-610613-2
C-CODE 0232
整理番号 613
ジャンル 法律
定価 842円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2015/10/09

「(天皇は)日本国民統合の象徴」→《国民がまとまっているという象徴》、「大臣を罷免」→《大臣をクビにできる》、「文民」→《軍人ではない人》、「国権の発動たる戦争……これを放棄」→《正義が守られ、混乱しない国際社会を……誠実に強く求め、あらゆる戦争を放棄》など、池上版「超訳」で読み解くと、こんなに憲法はわかりやすくおもしろい! 改憲論争が高まる中、国民必読、一家に一冊の最新版「憲法の基礎知識」。

著者プロフィール

池上彰 イケガミ・アキラ

1950(昭和25)年、長野県生まれ。ジャーナリスト。東京工業大学教授。慶應大学経済学部卒業後、NHK入局。報道記者や番組キャスターなどを務め、2005年に独立。『伝える力』『おとなの教養』『新・戦争論』(共著)ほか著作多数。2013年、伊丹十三賞受賞。

目次

はじめに
前文
憲法は権力者が守るべき最高法規/「前文」とは何か/国民主権と平和主義
第一章 天皇
大日本帝国憲法とのちがい/「日本国の象徴」とは/皇位と皇室典範
第二章 戦争の放棄
第九条をどう解釈してきたか/「戦争」と「武力行使」のちがい/自衛隊か国防軍か
第三章 国民の権利及び義務
基本的人権とは何か/日本人とはどんな人か/「差別と平等」について/結婚と「最低限度の生活」/教育、勤労、納税の義務/「基本法」とは何か/裁判を受ける権利/もし「逮捕」されたら/「一事不再理」と冤罪
第四章 国会
「国の唯一の立法機関」/衆議院と参議院/国会議員の給料と特権/国会のしくみ/議員を辞めさせるには/なぜ衆議院が強いのか/弾劾裁判とは
第五章 内閣
行政権と総理大臣/「文民」という不思議な規定/大臣の罷免と衆議院解散/総理大臣が欠けたとき/強大な「総理の力」/「恩赦」とは何か
第六章 司法
司法権と五つの裁判所/なぜ「裁判員制度」なのか/裁判官をクビにするには/最高裁の人事/裁判官の待遇について/減給された裁判官/裁判の公開と非公開
第七章 財政
税金をどう使うのか/「租税法律主義の原則」のカラクリ/国債という借金/皇室財産とは何か/内廷費と宮廷費/宗教団体への援助禁止/内部告発の勧め
第八章 地方自治
憲法に四か条だけ/国と地方の役割分担/「路上禁煙」や「朝ごはん」も条例に
第九章 改正
改憲の手続きとは/硬性憲法と軟性憲法/国民投票の方法/投票は十八歳から
第十章 最高法規
基本的人権再び/「尊属殺法定刑違憲事件」とは/憲法尊重・擁護の義務がない
第十一章 補則
「補則」に潜む意味/「公布」をどう決めたか/第一期参議院議員の任期
集団的自衛権と日本国憲法
解釈改憲とは何か/民主主義のジレンマ/「必要最小限度の実力を行使する」
北朝鮮の憲法
憲法の上にある政党/主権は国民でなく「勤労人民」に/平和、自由の保障という矛盾
中国の憲法
憲法を守ると逮捕される国/前文に秘めた野心/計画出産の義務とカトリックの禁止
アメリカ合衆国の憲法
日本と異なる「民主主義」/奴隷制度を認めていた憲法/「銃を持つ権利」の保障
おわりに
日本国憲法 全文

担当編集者のひとこと

世界一明解でおもしろい「憲法講義」

 池上彰さんは、今、日本で一番有名なジャーナリストといって過言ではないでしょう。
 テレビ出演や新聞・雑誌へのご寄稿、さらには多数の著作のご執筆など、池上さんは日々精力的に活躍されています。
 新潮新書に『超訳 日本国憲法』で初登場の池上さん。
 そもそも憲法とは「その国の権力者が守るべきもの」で「法律の親分のようなもの」ということです。国民は憲法を知っていればこそ、国家権力の暴走をチェックでき、ふだんの生活が脅かされないように牽制したりできるのです。
 本書では、日本国憲法の「前文」と11章にわたる「全103条」について、難しい言葉や聞きなれない用語を、池上流に「超訳」し、その内容をわかりやすく解き明かしています。
 その解説の一部を挙げてみましょう。・天皇の仕事は、内閣が責任を負う(第3条)
・「日本人かどうか」は法律で決まる(第10条)
・努力しない人は「自由」を失う(第12条)
・結婚に他人は口出しできない(第24条)
・義務教育は保護者に課す(第26条)
・働けるのに働かない人はダメ(第27条)
・判決は裁判官の良心に従っている(第76条)
・「改憲」は天皇が公布する(第7条・第96条)……

 本書は、皇室、国民の義務と権利、格差社会、集団的自衛権、そして、改憲論争や都構想など、次々と噴出する諸問題の本質を考えるために、もっとも役立つ「憲法の基礎知識」であり、池上さんによる世界一明解でおもしろい「憲法講義」です。
 また、本書では、「集団的自衛権と日本国憲法」の関係も解説され、知られざる「外国の憲法」として、北朝鮮、中国、アメリカの憲法も紹介しています。
 その特殊でちょっと恐ろしい憲法についても、ぜひご一読ください。

2015/04/24

蘊蓄倉庫

北朝鮮や中国の憲法

 北朝鮮や中国にも憲法はあるのか、と驚かれる方も少なくないでしょう。
 両国とも憲法を制定しています。
 北朝鮮の憲法の「第4条」には、「朝鮮民主主義人民共和国の主権は、労働者、農民、軍人、勤労インテリをはじめ勤労人民にある」と明記されています。
 これは「国民主権」を想起させますが、よく読んでみると、主権は国民ではなく、「勤労人民」にあるというのです。勤労していない人や勤労しない人には、この権利はありません。
 この憲法の「序文」には、「朝鮮民主主義人民共和国と朝鮮人民は朝鮮労働党の指導のもと……」と明記されており、実は、憲法より朝鮮労働党が上位にあるというのです。
 これでは朝鮮労働党が「勤労人民」と認めなければ、粛清の対象になってしまいます。
 また、中国の憲法でも、「第1条」に「中華人民共和国は、労働者階級の指導する労農同盟を基礎とした人民民主主義独裁の社会主義国家」とされています。
「労働者階級」による「独裁」とは、つまり、中国共産党による独裁を指していて、中国共産党に反した人物は、「憲法違反」として逮捕されてしまうそうです。
 この詳細は、本書をご覧ください。
掲載:2015年4月24日

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