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多動で不注意でKY。大学入試も全敗! 発達障害は、才能に変えられます。

ADHDでよかった

立入勝義/著

799円(税込)

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発売日:2017/01/14

読み仮名 エーディーエイチディーデヨカッタ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 204ページ
ISBN 978-4-10-610702-3
C-CODE 0247
整理番号 702
ジャンル 家庭医学・健康
定価 799円
電子書籍 価格 799円
電子書籍 配信開始日 2017/01/27

子どもの頃から多動で不注意。忘れ物や遅刻は数知れず。おまけに大学入試にも全敗! 失敗続きだった人生は、34歳で「成人ADHD」と診断されたことで、劇的に変わった。適切な薬を服用し、ADHDと正面から向き合ったことで、「障害」が「強み」に転じたからである。実は世の天才、成功者は「ADHDだらけ」だったのだ! アメリカ在住20年の起業家・コンサルタントが綴った驚きと感動の手記。

著者プロフィール

立入勝義 タチイリ・カツヨシ

1974(昭和49)年大阪府生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理環境学部卒。事業開発とデジタルマーケティングを手がけるコンサルタント。世界銀行やウォルト・ディズニーなどでも勤務。米国在住。著書に『ソーシャルメディア革命』など。

目次

はじめに
第一章 成人ADHDと診断されて
なぜ診察を受けようと思ったのか/「不注意」ではなく「過集中」/人生の優先順位が狂いっぱなし/ADHDの三大気質/不注意:忘れ物にまつわる苦々しい思い出/多動性:とにかくじっとしていられない/衝動性:どんなに無謀でも思いついたらすぐ実行/頭の中が「おもちゃ箱」
第二章 成人になるまでの挫折と苦悩
『坊っちゃん』もADHD?/虫眼鏡で太陽を見る/KY発言で女子に口をきいてもらえず/ゲームにのめりこむ/マンガのコレクターから読書家に/好きなこと、新しいこと、ためになること/異常に過密なスケジュール/大学受験に大失敗した理由/無意味な強迫観念に捕らわれる/「例外」を認める教育を/受験に失敗し渡米/第一志望校で犯した「不注意」/カリフォルニアで再出発/受け身の授業ではすぐ居眠り/アメリカの大学が性に合っていた/インターネットと出会う/伴侶との出会い
第三章 社会人生活は綱渡りの連続
「晴れ時々曇り」ではなく「雨時々曇り」/留学から帰国、そして就職/ずっとつきまとっている借金癖/「日本のサラリーマン」としてのトラブルと課題/怒りのメールで大問題発生!/就職面接に落ちない理由/「愛されキャラ」として認知されていた?/一人暮らしすることの困難/性欲が人一倍強い?/経営者・起業家には向いている/アポの入れすぎで収拾がつかなくなる/経営者としての甘さ/フリーランスはADHDに向いている
第四章 克服までの道のり
障害から逃げずに向き合う/薬物療法への挑戦/薬物グランドスラム達成⁉/日本でも薬物療法を/「依存症」の可能性を自覚する/「一九八五年の阪神タイガース」のような人生を/散歩と掃除を通じた「活動的」瞑想/モノに愛着をもつ/専門家の指示に従う/アポを減らす/クレジットカードはいったん処分/スマートフォンを活用したADHD攻略法/ニューロフィードバックという先進的治療法/私に起きた「トランスフォーメーション」/「鍋やヤカンを売るのには向いていない」/世界銀行のコンサルタントに/進化の過程で必要だった特性?
第五章 親として、子として
父のようにはなりたくない/父親を受け容れた瞬間/自尊心の低さと負けん気/親にはなかなか話せない/ADHDの子には「普通」を強要しない/虐待やネグレクトの背後にも発達障害/親として学生の課題を考える/子供の将来を見据えた投資を/「片づけられない女」も発達障害?/家事サービスも適宜活用/固定観念のプレッシャーから自由になろう/それでも子宝は最大の報酬
第六章 ADHDを取り巻く社会への提言
「マイノリティ」としての認知を/すぐれた才能は活かそう/専門家をリスペクトすべし/あの偉人もこの有名人も発達障害/良いところに目を向けよう/ソーシャルメディア周りは発達障害だらけ!/映画『ぼくうみ』から学んだこと/逃げずに正面から向き合おう
おわりに

担当編集者のひとこと

「ひょっとしたら自分も」と思ったら……

 おそらく誰でも記憶にあるでしょう。小学校や中学校の頃、ひとときもじっとせず、おしゃべりをやめず、しかもその発言がKYなのに意外と本質を突いていたりして教師を困らせる、というタイプの生徒が一人くらいはいたことを。1月新刊の『ADHDでよかった』の著者・立入勝義さんは、まさにそういうタイプの生徒でした。
 発達障害の一種であるADHD(注意欠陥・多動性障害)について一般的な理解が進んだのは、せいぜいここ10年くらい。著者が小学生中学生だった30数年前には、発達障害についてはほとんど理解されていませんでした。当然ながら著者も「多動で不注意でKYな人」ということになり、実際、「問題」もたくさん起こしました。
 一方で、ADHDは別名「天才病」とも言われ、特定の分野で際立った才能を発揮する人も少なくありません。有名なIT起業家の大半はADHDなどの発達障害である、との見方もありますし、マイケル・フェルプスやブリトニー・スピアーズ、あるいは大人のADHDの啓発活動をされている勝間和代さんなどのように、自身のADHDを公言している著名人もいます。つまり、「普通」を押しつけられずに場所を得、適切な治療やケアを施されれば、ADHDの人は社会に多大な貢献をすることができるわけです。
 本書の著者・立入さんも、日本の大学入試は「不注意」で全敗したものの、アメリカに渡ってUCLAを卒業し、IT周りのマーケティングや事業開発を専門にしてキャリアを築きました。今では4人の娘の父でもあります。
 ADHDは人口の数%はいると見られており、社会の「マイノリティ」として認められるには充分な大きさです。
 という一般論もさることながら、私の知人、同僚、担当させて頂いた著者などには、それこそADHDとおぼしき方が「てんこ盛り状態」です(笑)。
 ADHDの人は好奇心旺盛で魅力的な人が多いので、もの書きなどの自己表現系の活動には向いています。編集者の職業的な経験から言えば、外面的には魅力的な人が付き合ってみると「困った人」となるケースがしばしば発生するのは、こうした発達障害の特質に関係があるのかもしれません。
 本を読んでみたら、「あいつってひょっとしてADHD?」「ってか、これ俺のことじゃん!」(←ADHDは男が圧倒的に多い)と思う方も少なくないはずです。ということで、気になった方はぜひ、ご一読ください。

2017/01/25

蘊蓄倉庫

あの偉人もADHD?

 ADHDは別名「天才病」とも言われるくらいですから、歴史上の偉人とされる人の中にもADHDと思われる人がたくさんいます。アインシュタイン、ピカソ、モーツァルト、レオナルド・ダヴィンチゲーテなどはそうではないか、とされます。政治家、企業家では、J・F・ケネディやスティーブ・ジョブズなどはADHDと考えられます。


掲載:2017年1月25日

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