ホーム > 書籍詳細:「新しき村」の百年―〈愚者の園〉の真実―

壮挙か? 愚挙か? 武者小路実篤が夢見た「ユートピア」の全貌1918~2017。

「新しき村」の百年―〈愚者の園〉の真実―

前田速夫/著

821円(税込)

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発売日:2017/11/17

読み仮名 アタラシキムラノヒャクネングシャノソノノシンジツ 
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 223ページ
ISBN 978-4-10-610743-6
C-CODE 0236
整理番号 743
ジャンル 政治・社会
定価 821円
電子書籍 価格 821円
電子書籍 配信開始日 2017/11/24

一世紀前、武者小路実篤を中心として「新しき村」が創設された。戦争や暴動など国内外が騒然とする時代にあって、「人類共生」の夢を掲げた農村共同体は、土地の移転、人間関係による内紛、実篤の離村と死没など幾度も危機にさらされながらも、着実な発展を遂げていく。平成以降、高齢化と収入減のため存続が危ぶまれるなか、世界的にも類例のないユートピア実践の軌跡をたどるとともに、その現代的意義を問い直す。

著者プロフィール

前田速夫 マエダ・ハヤオ

1944(昭和19)年、福井県生まれ。民俗研究者。東京大学文学部英米文学科卒。文芸編集者として武者小路実篤をはじめ多くの作家を担当。「新潮」編集長を務めた。主な著書に『余多歩き 菊池山哉の人と学問』(読売文学賞受賞)、『白の民俗学へ』『異界歴程』など。 

目次

はじめに
序 日向の村へ
一 「坊っちゃん」登場――白樺派の闘将・武者小路実篤
二 つのる社会不安/新しき村誕生
三 知識人の冷笑/実篤離村/ダム湖に沈む
四 東の村への移住/東京支部の活動
五 戦中戦後の実篤
六 自活達成と実篤没後の村
七 押し寄せる超高齢化の波
八 ユートピア共同体の運命/液状化する世界
九 ポスト・モダンの帰農
十 創立百年を超えて――人類共生の夢
付一 武者小路実篤ブックガイド
付ニ 新しき村銘々伝
付三 新しき村百年略年譜
本書が参照したおもな文献
新しき村案内
調布市武者小路実篤記念館・実篤公園案内

担当編集者のひとこと

不思議な縁がつながって結実した、異色の人類学ドキュメント

 新刊『「新しき村」の百年――〈愚者の園〉の真実』の著者・前田速夫氏は、「新潮」編集長当時、平野啓一郎さんを発掘したことでも知られる名物編集者でした。両親とも武者小路実篤が創設した「新しき村」の有力村外会員という家に育ち、東大英文科を卒業後は新潮社の文芸編集者に。初めて担当したのが実篤で、以来、数多くの作家を担当。片や『余多歩き 菊池山哉の人と学問』で読売文学賞を受賞するなど、現在は民俗研究者として活躍しています。本書は様々な縁が紡いだ異色の人類学ドキュメントです。

2017/11/24

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