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あの凶行の背景は? 神職は儲かるのか? 神社本庁の正体は? 「日本会議」との関係は?
宗教学者がタブーをえぐる。

神社崩壊

島田裕巳/著

821円(税込)

本の仕様

発売日:2018/08/09

読み仮名 ジンジャホウカイ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書
判型 新潮新書
頁数 222ページ
ISBN 978-4-10-610777-1
C-CODE 0214
整理番号 777
ジャンル 政治・社会
定価 821円

2017年末に富岡八幡宮で起きた前代未聞の事件。元宮司の弟が宮司の姉を刺殺するという凶行の背景には、不透明かつ放漫な神社経営、神社本庁との軋轢などがあり、いずれも神社界の危機を象徴するものだった――。そもそも神社とはどのような場所で、何を祀っているのか。さらに、その収入源や経済格差、神社本庁の正体と歪な権力構造、「日本会議」との関係など、御簾(みす)の裏に隠された“暗部”を宗教学者が炙り出す。

著者プロフィール

島田裕巳 シマダ・ヒロミ

1953(昭和28)年東京生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は宗教学。『創価学会』『日本の10大新宗教』『葬式は、要らない』『「日本人の神」入門』『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』など、著書多数。

目次

はじめに
「永遠に崇り続けます」/凶行の背景/神社界の危機を象徴する事件
第一章 富岡八幡宮事件
予兆/蕩尽の果てに/なぜ自由に大金を動かせたのか/日本一の黄金神輿/潤沢な寄進による豪華設備/莫大な不動産収入/いかにして「金満神社」となったのか/「成田山信仰」を生んだ出開帳/神仏分離と「深川不動堂」の誕生/「富岡家」の勃興/神社界の重要人物/「日本会議の生みの親」
第二章 神社はそんなに儲かるのか
ヴェールに包まれた財務状況/宗教法人の収益ランキング/神社の年収は?/宮司の平均年収は?/「兼業神職」「兼務社」の実態/神社は儲からない/神社とは、どのような場所なのか/国家による保護/戦前の靖国神社の収入/「公務員」だった神職/戦後の農地改革による大打撃/広がった「神社格差」
第三章 神社本庁とは何か
神職への圧力/神社は法律でどのように分類されているのか/あくまで民間組織/戦前は国家機関として/GHQによる変革と国家管理の断念/「本宗」とは何か/伊勢神宮がなぜ「本宗」なのか/神宮大麻/減少する貴重な収入源/神社本庁への特別納付金/本庁と神宮、各神社の経済的な関係/すべては「遷宮」のために/人事権の掌握/続発する神社本庁からの離脱/揺れる神社本庁
第四章 神々の相克――神社本庁は「新宗教」である
なぜ靖国神社と伏見稲荷大社は神社本庁に属さなかったのか/多種多様な神々/神話と神々の関係性/混沌とした日本の神々の世界/天照大神と八幡神/神による非情な宣告/伊勢の地が選ばれた理由/なぜ天皇は伊勢神宮に参拝しなかったのか/本当は恐ろしい天照大神/神々の相克のドラマ/いつの間にか最高の神社に/神社本庁は「新宗教」である
第五章 神社本庁の政治学
「敬神尊皇の教学」/「神宮神道」というイデオロギー/政治化する神社本庁/神道政治連盟と神宮制度改正案/政教分離の壁/靖国神社国家護持運動/「違憲判決」の影響/一九八五年の公式参拝/政治運動の成果/「日本会議」の結成/宗教法人であることのジレンマ
第六章 揺らぐ神社の権威構造
古代、神社はどのようなものであったか/磐座での祭祀/神は常在しない/社殿の変化/神と人の距離/権威化する神道/神々の組織構造/皇室と神社界の未来/「神社崩壊」の危機
おわりに――神社は再生できるのか
減少する参拝客/宗教離れしていく世界/「再生」の手段/神社本庁の「責任」

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