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【特集】永久保存版 これだけは見ておきたい 最強の日本絵画100

芸術新潮 2018年5月号

(毎月25日発売)

特別定価1,780円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2018/04/25

発売日 2018/04/25
JANコード 4910033050582
価格 特別定価1,780円(税込)
●目 次

【特集】永久保存版 これだけは見ておきたい
最強の日本絵画100

チーフナビゲーター 山下裕二

最強の日本絵画100 所蔵マップ
グラフ
巻頭言
日本絵画史をアップデートする 文 山下裕二

第1章
古代~中世前期
みほとけへの思いと絵巻の愉しみ

ゲストナビゲーター 泉武夫
(1)はじまりは装飾壁画
(2)平安仏画の祈りと夢
(3)ワクワク、ゾクゾク 四大絵巻と六道絵
(4)キャラ立ち絵画の季節 鎌倉仏画と肖像画

喫茶去タイム1
偏愛ベスト3+α
「描き込みの濃密さがすごい」

第2章
中世後期~近世
浄土から浮世へ
正統派・個性派大集合

ゲストナビゲーター 狩野博幸
(1)雪舟とその時代
(2)狩野派創業と関東水墨画エキセントリック
(3)永徳vs.等伯 天下分け目の桃山障壁画
(4)狩野派ははみだし者が面白い
(5)琳派または野蛮と洗練のあいだ
(6)みやこの18世紀 アヴァンギャルドオールスターズ
(7)南画ロマンに酔う
(8)古今独歩のみなさん

喫茶去タイム2
偏愛ベスト3+α
「 近世絵画は国宝少なすぎ!」

番外編
最強の浮世絵8選
山下裕二×狩野博幸×野地耕一郎

第3章
近代~現代
開国、近代化、そして戦争
時代の激動と絵画の激動

ゲストナビゲーター 野地耕一郎
(1)洋画襲来! 画家たちの格闘
(2)近代日本画とは何か
(3)大正と昭和戦前の洋画 夭折の暴れん坊たち
(4)デカダン! 長大! 大正日本画の百花繚乱
(5)戦争画という頂点
(6)戦争が終わり、画家たちの冒険がはじまる

喫茶去タイム3
偏愛ベスト3+α
「 本画が見つかったら100点入りも!?」

喫茶去タイム4
「つげ義春と赤瀬川原平」

番外編
日本絵画史の息子たち
現役アーティストの作品から
選+談 山下裕二

展覧会ガイド



◆ Art News exhibition ◆

高野山金剛峯寺の襖絵完成!
千住博が描いた空海の世界

建築はどこまで自由になれるか
石上純也が 提案する20の不思議

鹿島茂コレクションより
フランス絵本に夢中!
美麗挿絵からモダン絵本、元祖BDまで

岡村桂三郎
「まなこ」と「うろこ」の迷宮にようこそ




◆ Review ◆
「猿楽と面―大和・近江および白山の周辺から―」展
ボスコ・ソディ
キム・チョンハク
木村了子



◆ Global News ◆

  • London「ピカソ 1932年:愛、名声、悲劇」展
  • Köln「カシャ・フダコウスキのキュレーションによるボディ パート2(An Ex-hibition)」展
  • Milano「ポスト・ザン・トゥム・トゥゥム アート、生活、政治:イタリア1918-1943」展
  • New York「グラント・ウッド:アメリカン・ゴシックと他の寓話」展



◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

ちょっといいで書?〈13〉
ストリートで見つけた気になる字
選・文 中澤希水

Goods & Shop

時と光の美術館〈13〉
オーデマ ピゲ

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈48〉
文 堀江敏幸

海外アートStudy最前線〈36〉
文 前橋重二

Around Geijutsu Shincho
『美術館へ行こう ときどきおやつ』
伊藤まさこ

中野京子が読み解く
画家とモデル〈2〉
ベラスケスと《バリェーカスの少年》

フィリップ・ワイズベッカーの
郷土玩具
十二支めぐり〈8〉[未]

千 宗屋の
飲みたい茶碗、
点てたい茶碗〈46〉

◇ PICK UP ◇

movie 野崎歓
book 諏訪敦
recommend 編集部のおすすめ!
成相肇の やっかい もっかい てんらんかい〈25〉
exhibition 全国展覧会情報

次号予告

▼芸術新潮特別企画

文化継承の縁の下の力持ち、美術商って何をしているの?
インタビュー 淺木正勝
東京美術倶楽部代表取締役会長

運慶仏と浄土式庭園の寺
円成寺の新たな魅力
JR東海

ポーラ美術館
うつわに生命を封じこめた、エミール・ガレの創造の軌跡

秋華洞で「美人画」再発見!
系譜をたどる展覧会で、名品と最前線に出会う

春のアートスポット
水野美術館/たばこと塩の博物館/シチス・トーヨーキッチンスタイル/箱根ガラスの森美術館

柏本龍太
静謐を湛えたカンヴァスの内と外

GINZA画廊の夜会
至峰堂画廊 銀座店/日動画廊/秋華洞/靖山画廊/銀座 柳画廊/銀座ジャンセンギャラリー/門司ファインアートギャラリー/瞬生画廊

連載 美に魅せられて/アジア文化芸術協会〈24〉
薬師寺東院堂 聖観音像
 
ART CAFÉ SPECIAL
ART CAFÉ

最新号PICK UP

名品中の名品から、アッと驚く隠し球まで

 表紙の絵は、大阪の金剛寺にある《日月山水図屏風》の部分。室町時代のやまと絵の名品で、本特集の選者である山下裕二氏と狩野博幸氏が口を揃えて「なぜ国宝にしないのかわからない」と話していたものでしたが、なんとその後、国宝に指定されることが決まりました(ちなみに5月6日まで東京国立博物館の常設展示室内に展示されています)。
 今回の「最強の日本絵画」100点は、「古代~中世前期」「中世後期~近世」「近代~現代」と、3つのパートにわかれています。山下氏と狩野氏の対談で決まったのは「中世後期~近世」の43作品。表紙の《日月山水図屏風》のほかにも、狩野元信が手がけた大仙院障壁画、狩野山雪の《雪汀水禽図屏風》など、両氏が「次なる国宝」と目する作品が多数入選しています。

 古代~中世前期(選者は泉武夫氏と山下氏)は、26点中、24点がすでに国宝。ただ今回は、鑑賞という点を重視して、美術史的に重要な作品でも、剥落がはげしいものや焼損したものなど、保存状態が悪い作品はあえて外しています。

 一方、近代~現代31作品は、古代のような絶対的名品はほとんどないため、野地耕一郎氏と山下氏という選者の個性がもっとも反映されたパートになりました。埋もれた画家の発掘に力を入れてきた両氏ならではのセレクトに、「こんな作品があったのか!」という発見と驚きを感じていただけるはずです。

Image
左上から時計回りに、山下裕二氏、狩野博幸氏、泉武夫氏、野地耕一郎氏。

この号の誌面

編集長から

古代から現代まで
最強の日本絵画100

 3月上旬、新たな国宝として《日月山水図屏風》指定の答申がなされた。今月号の表紙として進行中の作品だったので、驚くやら、嬉しいやら。そもそも、どの作品を表紙にするか侃々諤々。いかんせん特集は、1500年におよぶ日本の絵画史から、絶対に見ておきたい100点を選ぶという企画。傑作ぞろいなのだ。選者は、美術史家の山下裕二氏がチーフを務め、泉武夫氏、狩野博幸氏、野地耕一郎氏と各時代のスペシャリストをゲストに迎えた。出来がよくても中国絵画そのままの、日本的に消化されていない作品は除外しよう、乳白色が印象的な藤田嗣治の裸婦はフランス人のために描いたフランス絵画――等々、日本絵画をどう定義するか、に立ち戻りながらの作業。そうして絞り込まれた古墳壁画から現代までの名作を通覧すると、時代背景が画題や表現に大きく影響を与えてきたことも見えてくる。
 好評連載「中野京子が読み解く画家とモデル」は、ベラスケスに注目。お楽しみに。

芸術新潮編集長 吉田晃子

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