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関根虎洸×中山智喜×渡辺豪
「遊廓観光――ダークツーリズムのすすめ」
関根虎洸×中山智喜×渡辺豪「遊廓観光――ダークツーリズムのすすめ」 〜『遊廓に泊まる』(関根虎洸著)刊行記念イベント〜
日本地図から「遊廓」が消えて今年で60年――。残った建物は老朽化が進み、取り壊されてしまったものも多いけれど、いまなお奇跡的にその姿を留めているものもある。
全国各地にわずかに残る、現在も宿泊可能な元妓楼旅館を取材し、その独特な廓建築を隅々まで撮影したのが、関根虎洸さん著『遊廓に泊まる』(新潮社とんぼの本より7月末に発売)。
わが国にかつてあった公娼制度が、昭和33年の「売春防止法」施行によって名目上消滅したと同時に、表舞台から消しさられた遊廓。しかし一方で、当時の宮大工や建築家が腕をふるって建てられた造りやデザインは、建築学的にもたいへん貴重であり、観光資源としても再評価されるなど、新たな光が当てられている。
ただ、そうした元妓楼旅館も、そう遠くない未来には消えゆく運命に――今こそ関根さんに、取材時のエピソードや実際の建物について、本には書ききれなかったことも含めて語っていただこう。
さらにゲストには、「月刊 実話ナックルズ」の元編集長であり、関根さんと共に遊廓を取材してきた中山智喜さんと、遊廓専門書店「カストリ書房」をオープンさせて注目を集める渡辺豪さんを迎える。遊廓文化に魅了され、“いま最も遊廓に詳しい”3人がご案内する「遊廓観光」をお楽しみください! 奇跡のように残された「夢の跡」へ、ディープにご案内します。
〈プロフィール〉
■関根虎洸(せきね・ここう)
フリーカメラマン。1968年埼玉県生まれ。元プロボクサー。2001年『DOG&GOD』(情報センター出版局)、2012年『CHELSEA・桐谷健太』(ワニブックス)他。2014年、旧満州に残る遊廓跡を訪ねたことをきっかけに遊廓建築の撮影を開始。
■中山智喜(なかやま・ともき)
編集者。1976年石川県生まれ。2010年から2017年までミリオン出版にて「月刊 実話ナックルズ」の編集長を7年務める。同誌で約3年にわたって「遊廓に泊まる」を不定期連載、関根氏とともに全国の遊廓跡を取材した。
■渡辺豪(わたなべ・ごう)
遊廓家。1977年福島県生まれ。IT企業に勤める傍ら全国の色街跡約400箇所を取材。2015年に前職を辞した後、日本初の遊廓・赤線専門出版社「カストリ出版」を創業。2016年に旧吉原遊廓の一画に遊廓専門書店「カストリ書房」をオープン。
開催日時 | 2018年8月3日(金)19:00〜20:30(18:30受付開始) |
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会場 | la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko 東京都新宿区矢来町67 (東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ) |
問い合わせ先 | 新潮社ラカグ室 fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp |
URL | 詳細はこちらをご覧ください。 |
備考 | 〈チケット〉 ■2,000円/自由席 ■1,800円/自由席(神楽坂ブック倶楽部会員限定) ※トーク終了後、関根虎洸さんの『遊廓に泊まる』サイン会を予定しております。なお、サインはお1人さま1冊とさせていただきます。 ※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。 ※開場は開演の30分前です。 |