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「新潮」7月特大号
           特別定価950円
             6月7日発売


 三島由紀夫賞作家特集と
 「寺山修司」評伝の決定版

 新選考委員を迎えた第13回三島由紀夫賞が、星野智幸
氏「目覚めよと人魚は歌う」(四月号掲載)に決定しま
した。発表に併せて、過去の受賞作家である佐伯、車谷、
山本、松浦、堀江の五氏の新作を掲載。前号の川端賞作
家短篇特集と一対の企画を、お楽しみください。
 長篇の一挙掲載は杉山正樹氏「寺山修司・遊戯の人」
四五〇枚。劇団「天井桟敷」を主宰、演劇のみならず、
短歌・詩・映画等々、ジャンルを越え、国境を越え、世
代を越えて、その前衛的な表現が注目を集めた世界の
「テラヤマ」の華麗でスキャンダラスな軌跡は、いまも
眼に鮮やかです。著者は伝説的な名編集者として身近に
彼の活動を見守ってきましたが、ついに長い沈黙を破っ
て、寺山のすべてを書き下ろしました。類書を遙かにし
のぐ、斬新なスタイルの決定版評伝の誕生です。
「21世紀への対話」は、平野啓一郎氏が登場、山折哲雄
氏と語ります。
■年間購読料一〇八〇〇円(12冊 税・発送費込)