本・雑誌・ウェブ
「新潮」12月号
           定価900円
             11月7日発売


巨人軍よ、さらば
20世紀よ、さらば

 20世紀最終号のフィナーレを飾る巻頭特別読物は、巨
人ファン歴50年の詩人・清水哲男氏が、愛すればこそ叩
きつける涙の絶縁状
「さらば、東京巨人軍」二五〇枚。
 小説は気鋭黒川創氏の自信作「もどろき」と、福田さ
ち氏「へいせい夢ばやし」ほか。シリーズ〈21世紀への
対話〉の棹尾は、磯崎新氏と沢木耕太郎氏。評論はフラ
ンス詩壇の重鎮イヴ・ボンヌフォワ氏の「俳句と短詩型
とフランスの詩人たち」。
 十一月一日発売の臨時増刊「三島由紀夫没後三十年」
は、特別公開が未発表の詩・小説・評論が十篇と、「金
閣寺」創作ノート・同取材ノートの全文。寄稿は橋本治
氏「『三島由紀夫』とはなにものだったのか」、村上龍
氏「三島由紀夫没後三十年に思うこと」、福田和也氏
「神々のたそがれ──三幕の古典劇の形式による批評文」
等。古井由吉・島田雅彦・平野啓一郎氏による座談会や
著名32氏へのアンケートも、お見逃しなく。

■年間講読料一〇八〇〇円(12冊 税・発送費込)