「新潮」1月号(創刊1200号記念特別号)
特別定価1000円 12月7日発売 「名短篇」(SHINCHOムック/新潮別冊) 定価1500円 12月2日発売 * 創刊一二○○号記念号である新年号と新潮別冊「名短篇」を同時にお届けする。 新年号では特集「文学アジア――ここにある/どこにもない小説空間」と題し、中国、韓国、香港、タイ、インドネシア、ベトナム、バングラデシュ、ネパール、アゼルバイジャン、タジキスタン、バシュコルトスタン、イラン、パレスチナの十数の国や地域、十数言語の本邦初紹介作品を掲載する。各国の文学のエキスパートが厳選した物語達が乱舞し、衝突する。 アジアの中の日本/日本の外のアジア。アジアはひとつ/複数のアジア。イデオロギーとしてのアジア/リアリティとしてのアジア。先進する国の幸福と不幸/後進する国の不幸と幸福。近代と現代とのアジア的衝突/現代から脱現代へのアジア的軌跡……。いまここにある、そして、どこにもない豊かな文学空間に読者を誘いたい。 * 新潮別冊「名短篇」では、小誌創刊一○○周年および通巻一二○○号を記念する特別企画として、詩人の荒川洋治氏をゲスト編集長に迎えた。小誌が生んだ一○○年分の名短篇より、荒川編集長が選んだ作品三八編――森鴎外、芥川龍之介から大江健三郎、町田康まで――を掲載。そして、この全作品を読破した筒井康隆、堀江敏幸の両氏に存分に語り合っていただいた。あわせて小誌発表の「名長篇」四○作――真山青果から村上春樹まで――の味わいを四○人の文学者がコラム形式で紹介する。この一冊で日本文学一○○年の魅力が堪能できる永遠の名作アンソロジーだ。 (編集長・矢野優)
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