塩野七生ルネサンス著作集

ルネサンスとは何であったのか ルネサンスの研究書や解説書は、日本でも数多く出版されている。しかし、いくら読んでも解きほぐれることのない根本的疑問――ルネサンスとは何であったのか。「ルネサンスもの」を書き続けてきた著者が、その三十年の蓄積を一気にほとばしらせたルネサンス論の真髄がここにある。ルネサンスの本質と、それを二十一世紀に足を踏み入れたいま理解することの持つ意味を、見事に解き明かした最高の入門書。フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアと、ルネサンスが花開いた都市を順にたどりながら、旧弊を打破し創造力に満ちあふれていたあの時代を、現代の読者の眼前によみがえらせる。
第一巻・2001年4月13日発売
定価1,728円

読者に〈第1巻より〉
ルネサンスという、中世の価値観の崩壊に出会したために新しい価値観を創り出さねばならなかった時代に生きた人は、政治家でも経済人でも創作者にならざるをえなかったのである。たとえ後世のわれわれが、眼で見ることのできる作品として遺っていなくても。創作者でも作品を遺していれば他者による解説など不要だが、眼で見ることのできる作品を遺さなかった人ならば、解き明かす労も無用の長物にはならないのではないかと考えたのである。

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塩野七生ルネサンス著作集〈全7巻〉


cover2 第2巻 ルネサンスの女たち 定価1,836円・2001年6月29日発売
権力と女、戦いと女、運命と女、そして統治と女。イザベラ・デステをはじめとする四人の美しくも個性的な女性の人生を通して、一方に創造力のはなばなしい開花を見ながらも他方に戦乱と権力闘争の渦巻くイタリアを鮮やかに描く。

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cover3 第3巻 チェーザレ・ボルジア 定価1,836円・2001年7月27日発売
    あるいは優雅なる冷酷
法王の子として十八歳で枢機卿にまで上り詰めながら、チェーザレはいとも簡単にその地位を捨て、俗世に下った。彼の野望は「イタリアの統一」。たぐいまれなる権謀術数の操り手として人々から恐れられた男の、鮮烈きわまる生涯を浮彫りにする。

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cover4 第4巻 海の都の物語(上) 定価2,052円・2001年8月31日発売
群雄割拠、他国からの侵略も絶え間ないイタリアにあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けた海洋国家ヴェネツィア。地中海に名をとどろかせた高度な統治の内容と、そこに生きる人々の叡知、そしてついには衰亡へと向かう壮大なドラマを詳述する。

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cover5 第5巻 海の都の物語(下) 定価2,160円・2001年8月31日発売
群雄割拠、他国からの侵略も絶え間ないイタリアにあって、一千年もの長きにわたり、自由と独立を守り続けた海洋国家ヴェネツィア。地中海に名をとどろかせた高度な統治の内容と、そこに生きる人々の叡知、そしてついには衰亡へと向かう壮大なドラマを詳述する。

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cover6 第6巻 神の代理人 定価2,052円・2001年9月27日発売
「神の代理人」として、富と権力をほしいままにするローマ法王。反旗をひるがえした修道士サヴォナローラと対決する悪名高きアレッサンドロ六世、豪奢を愛し法王庁を食いつぶしたレオーネ十世など、典型的な四人の法王の姿から、宗教と人間の本質に迫る。

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cover7 第7巻 わが友マキアヴェッリ 定価2,268円・2001年10月31日発売
現代では権謀術数の代名詞にされる男、マキアヴェッリ。しかし彼は、それほど単純な言葉で括られる人物ではなかった。フィレンツェ共和国の外交書記官として、さらには『君主論』の作者として、イタリア・ルネサンスの終焉を見届けた男の真の姿を、愛情を込めて描く。

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著者自身が語る「執筆当時の回想」を収録
第2巻以降の各巻には、著者自身が執筆当時を回想し、作品の背景と知られざる秘話を語る「メイキング」篇を収録。時代背景とともに著者の人生も浮彫りになる、初めての「塩野七生自伝」ともいうべき、読みごたえのある付録です。



2006年まで1年に1作ずつ書下ろし予定
塩野七生『ローマ人の物語』(全15巻予定 順次刊行中)