畠中恵による、累計1000万部を突破する大人気小説「しゃばけ」シリーズの、心にじんわりしみいる物語世界を、柴田ゆうの挿画とともに、多彩な切り口でご案内します!
芸術新潮
2025年9月号(定価1,500円)8月25日発売
芸術新潮メールマガジン[2025/08/25] うまく表示されない場合はブラウザでご覧ください
芸術新潮
編集長から
大江戸ファンタジー
「しゃばけ」にひたる
 江戸の大店の跡取り息子・一太郎は、人間とあやかしのクオーターで、常人には見えない妖たちの姿を見ることができる。病弱で寝込むことも多いが、齢三千年の大妖たいようである祖母のおぎんが遣わした佐助(じつは犬神)と仁吉にきち(じつは白沢はくたく)に助けられながら、あまたの難事件を解決する――畠中恵さんの「しゃばけ」は、シリーズ既刊23冊の累計が1000万部を超える大人気小説。心にじんわりしみる物語世界を、柴田ゆうさんの挿画と共に振り返ります。今秋放映のアニメで一太郎役を演じた声優・山下大輝さんには、役作りに込めた思いをうかがいました。
 今号には、軽井沢にコレクションを展示する個人美術館が開館した黒柳徹子さんも登場。本誌との意外なご縁も明かされます。CMプランナーとして数々のヒットを生み、「ピタゴラスイッチ」などの教育番組も手掛けてきた佐藤雅彦さんは、横浜美術館で個展が開催中。これを機にお話を聞きました。2大レジェンドのインタビュー、必読です。
芸術新潮編集長 高山れおな
芸術新潮
芸術新潮
芸術新潮
芸術新潮
最新号PICK UP
あやかしたちと暮らしたい
はじめて「しゃばけ」を読んだとき、「私の家にも妖が来たらいいのに」と、主人公である一太郎の暮らしをうらやましく思ったことをよく覚えています。江戸の大店「長崎屋」のひとり息子・一太郎は、出かけただけで寝込むほど体が弱いけれど、心優しくて利発。ちょっと向こう見ずな一面もある青年です。[→]全文を読む
芸術新潮
芸術新潮
●目 次

【特集】あやかしたちと生きる
しゃばけの世界へようこそ

妖たちを描く!
柴田ゆうイラストギャラリー
密着! 表紙絵ができるまで

柴田ゆうさんに訊く しゃばけをゑがく日々

『しゃばけ』から『なぞとき』まで
シリーズ23作を20分で振り返る!

畠中恵さんとめぐる
江戸東京「しゃばけ」スポット

まずはここから! 登場人物相関図
まだまだ登場! 多彩なキャラクターたち

「爆発」から「革命」へ
妖怪たちの江戸時代
解説 香川雅信

妖たちも大好き!
江戸の甘味を大解剖
解説 森田 環

編集部おススメの畠中恵作品

[コラム1]私のお気に入りキャラクター
車 浮代/柳亭小痴楽/中村隼人/蝉谷めぐ実

[コラム2]「しゃばけ」に流れる時間
文 杉江松恋

「しゃばけ」TVアニメ化記念 スペシャル・インタビュー
山下大輝 一太郎の成長、妖たちとの絆を演じて

「しゃばけ」シリーズ最新刊情報


◆ 第2特集 ◆

黒柳徹子特別インタビュー
「美しいもの、きれいなもの、
そして技術がすごいものが好きなんです」

◆ Art News exhibition & interview ◆

初の回顧展! インタビュー!
「作り方を作る人」
佐藤雅彦が伝えたかったこと

◆ Art News exhibition ◆

アジア人アーティストたちの「エコール・ド・パリ」
文 高橋明也

周縁的なものにやどる光を掬いとる
ルイジ・ギッリのまなざし

最高額女性画家
ジェニー・サヴィル
「肉体」と「絵画」を解剖する
文 内田さり

  • ◆ Review ◆
  • 藤本壮介
  • 藤田嗣治
  • チェン・フェイ
  • 大久保紗也

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

Goods & Shop

時と光の美術館〈101〉
SPECIAL
ヴァン クリーフ&アーペル

とんぼの手帖〈21〉
大画家の証言と写真

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈134〉
文 堀江敏幸

ウホッ! いいアート〈3〉
オーブリー・ビアズリー
――ホモエロティックの核心
文 入江敦彦

千住 博の
知となり肉となり〈26〉
AIに芸術は可能か

山下裕二の
新・今月の隠し球〈43〉
松本 涼(上)

福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈30〉
大里洋吉さん

◇ PICK UP ◇

  • movie 佐々木敦
  • book 諏訪 敦
  • recommend 編集部のおすすめ!
  • ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈62〉
    小田原のどか
  • exhibition 全国展覧会情報

ART CAFE
GALLERY'S PLAZA

次号予告

▼芸術新潮特別企画

「と金」という妖怪画家に訊く

「絵と言葉のチカラ展」から展開する新しい物語

アートとお金のはなし〈3〉
文・徳光健治
supported by GMOクリック証券

辻仁成 思想の重層感を絵にこめて

桜美林大学 OPALの挑戦

連載 美に魅せられて
アジア文化芸術協会〈68〉
興福寺《弥勒如来坐像》

〉「芸術新潮」最新号 試し読み

芸術新潮 チケットプレゼント
alt_text
【1】「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」(東京)
光あふれる戸外の風景を描いた印象派――そのイメージの陰に、「室内」というもうひとつの魅力的な世界があるのをご存じだろうか。パリや近郊の邸宅、アトリエ、サロンなど、印象派の画家たちは近代都市で営まれた新しい暮らしの空間にも筆を向けたのだった。[→]全文を読む
alt_text
【2】「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」(東京)
1920年代、世界を席巻した装飾様式「アール・デコ」。その名は1925年にパリで開かれた通称「アール・デコ博覧会」に由来し、今年2025年はそこから100年の節目を迎える。
アール・デコの幾何学的で直線的なデザイン、精緻な装飾は建築や工芸のみならず、モードの世界にも息づいた。[→]全文を読む
「芸術新潮」の定期購読について

★送料無料! 特別定価号も通常価格で購入できます。
※購読料金に別冊は含まれません。
インターネットで簡単にお申し込みいただけます。
〉定期購読お申し込み

または下記へご連絡ください。
雑誌定期購読「芸術新潮」係
フリーコール:0120-323-900(平日 9:30~17:00)
FAX:0120-988-959(24時間)
Image    Image    Image
― 今月のおすすめ本 ―
【新刊】
運慶講義
山本勉/著
『運慶講義』
山本勉/著
これぞ「運慶」研究の最前線にして決定版!
時代背景がひと目でわかる運慶年表も
稀代の大仏師がなしとげた偉業を、最新の研究成果も踏まえて第一人者が論じ尽くす。平安時代から鎌倉時代にまたがる七十余年の生涯を時系列にそってたどることで、鎌倉方や後鳥羽院など時代の中枢と深くかかわりつつ、仏像の可能性を極めた運慶の姿がくっきりと浮かびあがる。《8月27日発売》
江戸の妖怪たちと、
歴史&風土が育てた菓子
とんでも春画―妖怪・幽霊・けものたち―
鈴木堅弘/著
『とんでも春画―妖怪・幽霊・けものたち―』
鈴木堅弘/著
こわい、あやしい、ばかばかしい!
国貞や国芳による妖怪春画から、思わずゾッとする女幽霊との交合図、そして北斎の傑作「蛸と海女」まで。江戸の想像力の極致〈人ならざるもの〉との交わりを描いた計130余点を、気鋭の研究者が読み解く。◎とんぼの本
地元菓子
若菜晃子/著
『地元菓子』
若菜晃子/著
初めてなのになつかしい
ところ変わればお菓子も変わる。愛すべき「地元菓子」をめぐる旅。東京近郊の酒まん街道、桜餅は長命寺派? 道明寺派? 雪国の冬は水ようかん、東海地方のあんこ愛、そして九州へ餅の旅。◎とんぼの本
新潮社 総合メルマガ
「水+日+月
(Mikazuki)」のご案内
メールマガジン「水+日+月」では、話題の本のコラムや最新トピックス、プレゼントのお知らせなど、新潮社の総合情報をお届けいたします。[→]メルマガのサンプルを見る

〈とんぼの本〉メールマガジンのご案内
〈とんぼの本〉は、1983年に創刊したビジュアルブックのシリーズです。美術、工芸、建築、写真、文学、暮らし、旅……あなたがそのとき知りたい・見たい・読みたいものを、気軽に手にとってみてください。[→]メルマガのサンプルを見る

※メールマガジンの登録・退会は、「情報変更・配信停止」から行ってください。
※弊社から配信している全メールマガジンの一括登録解除はこちらから行ってください。

Copyright(c), 2025 新潮社 無断転載を禁じます。
発行 (株)新潮社
〒162-8711 東京都新宿区矢来町71
新潮社読者係 03-3266-5111
芸術新潮