今回、調べる程に取材する程に、この町の格好良さが半端ないことがわかってきた。うめきたから万博まで、絶賛パワーアップ中の大阪の「いま」を探しに。
芸術新潮
2025年6月号(定価1,500円)5月23日発売
芸術新潮メールマガジン[2025/05/23] うまく表示されない場合はブラウザでご覧ください
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編集長から
うめきたから万博まで
絶賛パワーアップ中の大阪の「いま」を探しに
 小誌部員の出張先は京都が圧倒的に多く、実感としては七、八割を占める。2022年に大阪中之島美術館が開館してからは大阪行きもやや増えた気がするものの、それでも限りがあった。ところが今回、調べる程に取材する程に、この町の格好良さが半端ないことがわかってきた。大阪駅北側、いわゆるうめきたの再開発なんか、渋谷の混沌ぶりと比べて羨ましいばかりだが、それ以前にじつは大阪駅自体が知られざる傑作建築だったりもする。特集「超大阪 魅惑のアート・シティへ」ではプロローグに安藤忠雄氏が登場、大阪の町作りへの思いを熱く語る。先述の中之島美術館をはじめとする実力派ミュージアムに加え、名建築で楽しむカフェ、アーティストが集まる注目エリアなど、編集部の推しスポットもたっぷりご紹介する。
 アートニューズでは、「ゴジラ・THE・アート展」をレポート。アーティストたちの思考と試行が、ゴジラという存在の射程を照らし出すさまに注目したい。
芸術新潮編集長 高山れおな
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●目 次

【大特集】超大阪 魅惑のアート・シティへ

PROLOGUE
安藤忠雄
大阪から世界へ。「闘う」建築家の50年

巻頭グラフ

超大阪MAP

なにわ博士と行く超大阪
解説 橋爪節也

  • エリア別
    大阪でアートを見るならここ!
    美術館&アートスポット案内
  • chapter
  • 01 万博記念公園を一日エンジョイ
    太陽の塔/大阪日本民芸館/国立民族学博物館
  • 02 中之島はアートの島
    大阪市立東洋陶磁美術館/大阪中之島美術館/国立国際美術館/中之島香雪美術館
  • 03 “お太子さん”のお膝元、天王寺で眼福を
    大阪市立美術館/四天王寺・宝物館/あべのハルカス美術館
  • 04 “日本一の境地”大阪城とその周辺
    大阪城天守閣/大阪歴史博物館/藤田美術館
  • 05 アートとコミュニティがそだつ街 北加賀屋へ
  • 06 上方伝統芸能の粋を味わう
    大阪松竹座/国立文楽劇場/天満天神繁昌亭
  • 07 なにわみやげに、ミュージアムグッズはいかが?
  • 08 お茶時間はクラシック&モダンな名建築で
    ダイビル本館/大阪府立中之島図書館/新井ビル/芝川ビル/北浜長屋

COLUMN
大阪映画の味わい
文 戸田 学

とに~、万博へ行く
EXPO2025開幕レポート
文 とに~

永山祐子インタビュー
万博でみつけた可能性と挑戦

国際芸術都市大阪へ!
Studyは万博に並走する


◆ Art News exhibition ◆

アーティストたちは考えた
ゴジラとは何か?

嗚呼、よみがえれ
ポーランド
若き熱き絵筆に託された祖国への思い

タピオ・ヴィルカラ
自然を象り、未来を夢みて

  • ◆ Review ◆
  • リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」より
  • すずえり(鈴木英倫子)
  • アンゼルム・キーファー
  • 伊賀美和子

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

Goods & Shop

時と光の美術館〈98〉
ルネ・ラリック

とんぼの手帖〈18〉
国宝仏師・運慶

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈131〉
文 堀江敏幸

三浦 篤×森村泰昌
キテレツ絵画の逆襲〈10〉
日本近代洋画を見つめなおす
最終回 世界の中のキテレツ絵画

千住 博の
知となり肉となり〈23〉
忘れ得ぬ人々 1

山下裕二の
新・今月の隠し球〈40〉
寺本 愛(下)

福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈27〉
筒井康隆さん

◇ PICK UP ◇

  • movie 佐々木敦
  • book 諏訪 敦
  • recommend 編集部のおすすめ!
  • ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈59〉
    小田原のどか
  • exhibition 全国展覧会情報

ART CAFE
GALLERY'S PLAZA

次号予告

▼芸術新潮特別企画

「大阪・関西万博」開催を機に
アートスポット in 大阪
OSAKA INTERNATIONAL ART 2025/堺市/フェッラーリ/電力館 可能性のタマゴたち/観音宗本山あびこ山大聖観音寺&奈良国立博物館

「不易流行」の美を描き抜く 日本画家 岩谷晃太の決意と挑戦

150年生成し続ける“ゴッホ現象”の謎に迫る

フィリピンの新鋭クリスティーナ・ロペスは
デジタルとアナログの境界を軽やかに越える

山田啓貴、復活! 新たなる沈黙の旅路へ

日本近代洋画のミカタ〈10〉
最終回 黒田の安息地

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【1】「高畑勲展―日本のアニメーションを作った男。」(東京)
昨秋からの海外配信、そして終戦80年を迎える今夏、いよいよ日本でも配信がスタートするということで、改めて注目が集まるスタジオジブリ作品『火垂るの墓』(1988年)。その監督を務めた高畑勲(1935~2018)の仕事と思想を紹介する展覧会が、6月27日より東京・麻布台ヒルズ ギャラリーで開催される。[→]全文を読む
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【2】「藤田嗣治 絵画と写真」(東京)
画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ/1886~1968)の写真に焦点を当てた展覧会が、7月5日開幕の東京ステーションギャラリーを皮切りに全国を巡回する。写真は1839年に登場して以降、絵画の世界にもさまざまな影響を与えたが、フジタは単に画作の扶けとするだけでなく、写真そのものを愛好し、またメディア戦略として積極的にその力を用いた。[→]全文を読む
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