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楡家の人びと 第二部

北杜夫/著

781円(税込)

発売日:2011/07/05

  • 文庫
  • 電子書籍あり

基一郎が遺した五人の子供、兄弟として生れてもこんなにも違う人生を歩んでゆく。愛すべき人物たちが織り成す、ユニークすぎる人間絵巻。

関東大震災による建物の消失、圧倒的なカリスマ性を誇った基一郎の突然の死。災いが続き衰退に向かう楡病院に、気位高く君臨する基一郎の長女・龍子、二代目院長を引き継いで病院経営と家庭の不和に悩む夫の徹吉、不幸な結婚で落ちぶれる龍子の妹たち、浮世離れした弟たち。時代は大正から昭和へ変わり、軍国主義の風潮が広がる中で、一族それぞれの運命は大きく分岐し変転する。

  • 受賞
    第18回 毎日出版文化賞 文学・芸術部門

書誌情報

読み仮名 ニレケノヒトビト2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 416ページ
ISBN 978-4-10-113158-0
C-CODE 0193
整理番号 き-4-58
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 781円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2013/09/06

著者プロフィール

北杜夫

キタ・モリオ

(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。

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