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私が語りはじめた彼は

三浦しをん/著

693円(税込)

発売日:2007/07/30

  • 文庫
  • 電子書籍あり

「私」たちは何かを強く求め続けていた。それは、愛、だったのだろうか。恋愛関係、家族関係の闇を問い直す連作長編。

私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。

目次
結晶
残骸
予言
水葬
冷血
家路
解説 金原瑞人

書誌情報

読み仮名 ワタシガカタリハジメタカレハ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 304ページ
ISBN 978-4-10-116755-8
C-CODE 0193
整理番号 み-34-5
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 693円
電子書籍 価格 605円
電子書籍 配信開始日 2022/07/29

著者プロフィール

三浦しをん

ミウラ・シヲン

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○(まる)』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、2018年『ののはな通信』で島清恋愛文学賞、2019年に河合隼雄物語賞、2019年『愛なき世界』で日本植物学会賞特別賞を受賞。そのほかの小説に『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』など、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』など、多数の著書がある。

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