『チョコレートコスモス』『中庭の出来事』そして……演劇を愛する著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。

猫と針
読み仮名 | ネコトハリ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
ISBN | 978-4-10-123421-2 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | お-48-10 |
ジャンル | ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
定価 | 400円 |
電子書籍 価格 | 389円 |
電子書籍 配信開始日 | 2015/05/22 |
高校時代の友人が亡くなり、映画研究会の同窓生男女5人が葬式帰りに集まった。小宴がはじまり、四方山話に花が咲くが、どこかぎこちない面々。誰かが席を外すと、残りの仲間は、憶測をめぐらし不在の人物について語り合う。やがて話題は、高校時代の不可解な事件へと及んだ……。15年前の事件の真相とは? そしてこの宴の本当の目的は? 著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。
著者プロフィール
恩田陸 オンダ・リク
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞を、2017年『蜜蜂と遠雷』で直木賞と2度目の本屋大賞をそれぞれ受賞した。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『木曜組曲』『ネバーランド』『ライオンハート』『私と踊って』『夜の底は柔らかな幻』などがある。
目次
『猫と針』口上
戸惑いと驚きと
猫と針
『猫と針』日記
戸惑いと驚きと
猫と針
『猫と針』日記
解説 横内謙介