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渡りの足跡

梨木香歩/著

539円(税込)

発売日:2013/02/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

一万キロを無着陸で羽ばたき続ける――。渡り鳥たちを訪ねて知床、カムチャツカへ。奇跡を見つめた旅の記録。読売文学賞随筆・紀行賞受賞作。文庫版特別収録「知床半島の上空を、雲はやがて」

この鳥たちが話してくれたら、それはきっと人間に負けないくらいの冒険譚になるに違いない──。一万キロを無着陸で飛び続けることもある、壮大なスケールの「渡り」。案内人に導かれ、命がけで旅立つ鳥たちの足跡を訪ねて、知床、諏訪湖、カムチャツカへ。ひとつの生命体の、その意志の向こうにあるものとは何か。創作の根源にあるテーマを浮き彫りにする、奇跡を見つめた旅の記録。

  • 受賞
    第62回 読売文学賞 随筆・紀行賞
目次
風を測る
囀る
コースを違える
鳥が町の上空を通過してゆく
渡りの先の大地
案内するもの
もっと違う場所・帰りたい場所
知床半島の上空を、雲はやがて
解説 野田研一

書誌情報

読み仮名 ワタリノアシアト
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-125340-4
C-CODE 0195
整理番号 な-37-10
ジャンル 歴史・地理・旅行記
定価 539円
電子書籍 価格 539円
電子書籍 配信開始日 2022/05/27

著者プロフィール

梨木香歩

ナシキ・カホ

1959(昭和34)年生れ。小説に『丹生都比売 梨木香歩作品集』『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『エンジェル エンジェル エンジェル』『裏庭』『からくりからくさ』『りかさん』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『ピスタチオ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『雪と珊瑚と』『冬虫夏草』『海うそ』『岸辺のヤービ』など、またエッセイに『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『渡りの足跡』『不思議な羅針盤』『エストニア紀行』『鳥と雲と薬草袋/風と双眼鏡、膝掛け毛布』などがある。

判型違い(単行本)

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