アンキョノヤド
暗渠の宿


西村賢太

この女は、もっと私に従順であるべきだと思う。貧困、暴言、暴力、嫉妬。地の底から現れた型破りの私小説。

貧困に喘ぎ、暴言をまき散らし、女性のぬくもりを求め街を彷徨えば手酷く裏切られる。屈辱にまみれた小心を、酒の力で奮い立たせても、またやり場ない怒りに身を焼かれるばかり。路上に果てた大正期の小説家・藤澤清造に熱烈に傾倒し、破滅のふちで喘ぐ男の内面を、異様な迫力で描く劇薬のような私小説二篇。デビュー作「けがれなき酒のへど」を併録した野間文芸新人賞受賞作。

発行形態 : 新潮文庫
判型 : 新潮文庫
ISBN : 978-4-10-131281-1
C-CODE : 0193
整理番号 : に-23-1
ジャンル : 小説
現代の小説(純文学)
発売日 : 2010/02/01

立ち読み
立ち読み

文学賞
第29回 野間文芸新人賞


380円(定価) 購入

プロフィール 目次 感想を送る

西村賢太
ニシムラ・ケンタ

1967(昭和42)年東京都生れ。中卒。2007(平成19)年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞を受賞。刊行準備中の『藤澤清造全集』(全五巻別巻二)を個人編輯。著書に『どうで死ぬ身の一踊り』『二度はゆけぬ町の地図』『小銭をかぞえる』『瘡瘢旅行』『随筆集 一私小説書きの弁』ほか。

けがれなき酒のへど
暗渠の宿
解説 友川カズキ

判型違い



暗渠の宿


新刊お知らせメール

お気に入りの著者の新刊情報を、いち早くお知らせします!

西村賢太 登録


現代の小説(純文学) 登録


他の条件で登録する



ページの先頭へ戻る