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愛なんて嘘

白石一文/著

693円(税込)

発売日:2017/08/29

  • 文庫
  • 電子書籍あり

信じられるのは私だけ? 愛と孤独の深淵を繊細な筆致で描く六編。著者会心の恋愛短編集。

恋人の家に転がり込んできたのは、とっくの昔に離婚したはずの彼の元妻だった。ひとつの場所にとどまることのできない女の存在が二人の関係を変える(「夜を想う人」)。一度は別れを選び、それぞれが新しい伴侶を見つけ、子供も授かった元夫婦の約束とは(「二人のプール」)。裏切りに満ちたこの世界で、信じられるのは私だけ? 平穏で幸福な愛の“嘘”に気づいてしまった男女を繊細な筆致で描く六篇。

目次
夜を想う人
二人のプール
河底の人
わたしのリッチ
傷痕
星と泥棒
解説 佐久間文子

書誌情報

読み仮名 アイナンテウソ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 エゴン・シーレ/カバー装画、(C)HIP/カバー装画、PPS通信社/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 yom yomから生まれた本
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 384ページ
ISBN 978-4-10-134074-6
C-CODE 0193
整理番号 し-69-4
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 693円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2018/03/02

著者プロフィール

白石一文

シライシ・カズフミ

1958(昭和33)年、福岡県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000(平成12)年『一瞬の光』でデビュー。2009年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞、2010年『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞。他に『不自由な心』『すぐそばの彼方』『僕のなかの壊れていない部分』『草にすわる』『どれくらいの愛情』『この世の全部を敵に回して』『翼』『火口のふたり』『記憶の渚にて』『光のない海』『一億円のさようなら』『プラスチックの祈り』『ファウンテンブルーの魔人たち』『我が産声を聞きに』『道』など著書多数。

判型違い(単行本)

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