フジサワシュウヘイココロノフウケイ
藤沢周平 心の風景


藤沢周平 佐藤賢一 山本一力 八尾坂弘喜

失われた“日本の美しい風景”を、作家・藤沢周平の作品に導かれて訪ね歩く。

「生まれた田舎の風景がいいことをエッセイばかりか、こっそりと小説の中にまで書き散らして」と語る作家は、故郷・鶴岡を海坂藩として作中世界に昇華させた。作家の「原風景」は読者を魅了し、憧憬の念さえ寄せられている。その魅力の秘密を探しながら、ヴィジュアルに藤沢ワールドに迫る。名作『蝉しぐれ』を歩く旅案内付。

発行形態 : 書籍
シリーズ : とんぼの本
判型 : A5判
頁数 : 119ページ
ISBN : 978-4-10-602136-7
C-CODE : 0395
ジャンル : 文学
日本文学の研究
発売日 : 2005/09/22

編集者のことば
編集者のことば


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藤沢周平
フジサワ・シュウヘイ

(1927-1997)山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。1971(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、1973年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』、『白き瓶』(吉川英治賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数。



佐藤賢一
サトウ・ケンイチ

1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部を卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。1993年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞、1999年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を受賞。主な著書に、『傭兵ピエール』『オクシタニア』(集英社)『双頭の鷲』(新潮社)『カエサルを撃て』(中央公論新社)『黒い悪魔』『褐色の文豪』『象牙色の賢者』(文藝春秋)『アメリカ第二次南北戦争』(光文社)『カポネ』(角川書店)など。現在、大長編『小説フランス革命』(全十二巻刊行予定。集英社)を執筆中。



山本一力
ヤマモト・イチリキ

1948(昭和23)年高知県生れ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業後、様々な職を経て、1997(平成9)年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。2002年、『あかね空』で直木賞を受賞。著書に『損料屋喜八郎始末控え』、『欅しぐれ』、『だいこん』、『銭売り賽蔵』、『かんじき飛脚』、『銀しゃり』、『研ぎ師太吉』、『いすゞ鳴る』『人情屋横丁』『くじら組』『八つ花ごよみ』『おたふく』他多数。



八尾坂弘喜
ヤオサカ・ヒロキ

1951年北海道生れ。1974年東京綜合写真専門学校研究科中退。1984年鶴岡市にてスタジオ「写真工芸やおさか」開設。2003年庄内ゆかりの作家50人をテーマにした写真展「文学のある風景」発表。


藤沢周平生家跡近くから眺める残照の月山と月


はたはたの湯上げ。『三屋清左衛門残日録』で紹介されている


朝の田園風景。奥の金峯山のふもとが藤沢周平が生まれた高坂あたり
グラフ
鶴岡・海坂の四季
文 藤沢周平 撮影 八尾坂弘喜

金峯山は母なる山 藤沢周平
グラフ
古写真に見る鶴ヶ岡城
海坂ミクロコスモス論 佐藤賢一
名作『蝉しぐれ』を歩く
たとえば、橋ものがたり 山本一力

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