ウノチヨオンナノイッショウ
宇野千代 女の一生


宇野千代 小林庸浩 ほか

結婚3回、引越し20回。“人生に恋した女”に、幸せとは何かを学ぼう。

「泥棒と人殺しのほかは何でもした」。桜の着物の似合う恋多きひとは、作家として、着物のデザイナーとして、98年の生涯を夢中で駆け抜けた。恋愛、放浪から、暮らし、食卓、ファッション、宝物、本の装いまで、宇野千代流生き方の全貌を紹介。美しく、凛々しく、明日を見つめて生きるための“手ほどき”が、ここに詰まっている!

発行形態 : 書籍
シリーズ : とんぼの本
判型 : A5判
頁数 : 127ページ
ISBN : 978-4-10-602150-3
C-CODE : 0390
ジャンル : 文学
日本文学の研究
発売日 : 2006/11/24

編集者のことば
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書評
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宇野千代
ウノ・チヨ

1897年、山口県生まれ。作家。日本初のファッション雑誌「スタイル」の発行や、きもののデザインでも活躍した。処女作は1923年『脂粉の顔』。著書に『おはん』(新潮文庫)『薄墨の桜』(集英社文庫)『青山二郎の話』(中公文庫)『生きて行く私』(角川文庫)など多数。1996年、九十八歳で永眠。



小林庸浩
コバヤシ・ツネヒロ

1943年、東京生まれ。写真家。大判のカメラで、染織、やきもの等の工芸や茶の湯、料理、骨董の世界を中心に撮り続ける。共著に『花と器』(神無書房、1983)『アジアの布』(文化出版局、1999)『庭の旅』(TOTO出版、2004)『白洲正子の贈り物』(世界文化社、2005)など。


大振袖の「千代桜」。岐阜県根尾谷に咲く淡墨桜をイメージした意匠で、千代の最後のデザインとなった。
宇野千代は「最も善く出来た田舎者」?
彼女がヘア・スタイルをよく変える訳
別れも引越しも、また愉し
Ⅰ 幸せを呼ぶ、千代流暮らしのスタイル
 この単純な暮らしが、私は好き
 お洒落は文明人の義務である
 桜の花は故郷の花
 一日も休まず、机の前に座る
 麻雀のない人生なんて
 熱中する、夢中になる、そして何かが始まる

II 心をかけた自慢の料理
 故郷の味 岩国料理
 創意工夫のお惣菜

III 創る喜び、着る楽しみ きもの図鑑
 幸せの「桜吹雪」をまとった米寿祝い
 一二九枚の古ぎれを繋いだモダン「切りばめ」
 お気に入りコーディネート集

IV 日本初のファッション雑誌「スタイル」創刊
 天才編集者、宇野千代誕生
 戦時色に染められて 「女性生活」
 女たちは待っていた 「スタイル」復刊
 暮らしに着物を 「きもの読本」

Ⅴ いつだって幸せ、夢中の人生  文=保昌正夫
 故郷岩国から十八歳で踏み出した放浪人生
 尾崎士郎との結婚生活に、馬込文士村は華やぐ
 東郷青児との暮らしは、出会ったその日から始まった
 文学と「スタイル」と北原武夫に、情熱を傾けた日々
 パリへ、シアトルへ、吃驚仰天の欧米旅行
 別れを乗り越え、「淡墨の桜」のように生きて行く

VI これが私の「家宝」です
 天狗屋久吉の阿波の人形
 小林秀雄の生原稿と肖像画
 青山二郎の煙管と灰落とし
 谷崎潤一郎の朱塗りの箪笥
 パリが結んだ友情
 好きなものに囲まれる安らぎ
 友人たちからの手紙

VII 本の装い
 モダンな香りに包まれた本
 青山二郎の美しい装幀
 桜、花、小紋で飾る
 特装本の世界
 主な著作リスト

年譜 駆け抜けた九十八年の軌跡
[先生との36年] 藤江淳子
〈1〉お洒落しないのは泥棒よりひどい
〈2〉自分の惜しいものを人にあげなさい
〈3〉凝り性だけど、飽きっぽい
〈4〉涙なんて、涙腺の問題
〈5〉忘れられない「カニカマ事件」
〈6〉生き方も、着物も、すべて宇野千代流
〈7〉東郷先生の最期のポケット

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