宇野千代は「最も善く出来た田舎者」?
彼女がヘア・スタイルをよく変える訳
別れも引越しも、また愉し
Ⅰ 幸せを呼ぶ、千代流暮らしのスタイル
この単純な暮らしが、私は好き
お洒落は文明人の義務である
桜の花は故郷の花
一日も休まず、机の前に座る
麻雀のない人生なんて
熱中する、夢中になる、そして何かが始まる
II 心をかけた自慢の料理
故郷の味 岩国料理
創意工夫のお惣菜
III 創る喜び、着る楽しみ きもの図鑑
幸せの「桜吹雪」をまとった米寿祝い
一二九枚の古ぎれを繋いだモダン「切りばめ」
お気に入りコーディネート集
IV 日本初のファッション雑誌「スタイル」創刊
天才編集者、宇野千代誕生
戦時色に染められて 「女性生活」
女たちは待っていた 「スタイル」復刊
暮らしに着物を 「きもの読本」
Ⅴ いつだって幸せ、夢中の人生 文=保昌正夫
故郷岩国から十八歳で踏み出した放浪人生
尾崎士郎との結婚生活に、馬込文士村は華やぐ
東郷青児との暮らしは、出会ったその日から始まった
文学と「スタイル」と北原武夫に、情熱を傾けた日々
パリへ、シアトルへ、吃驚仰天の欧米旅行
別れを乗り越え、「淡墨の桜」のように生きて行く
VI これが私の「家宝」です
天狗屋久吉の阿波の人形
小林秀雄の生原稿と肖像画
青山二郎の煙管と灰落とし
谷崎潤一郎の朱塗りの箪笥
パリが結んだ友情
好きなものに囲まれる安らぎ
友人たちからの手紙
VII 本の装い
モダンな香りに包まれた本
青山二郎の美しい装幀
桜、花、小紋で飾る
特装本の世界
主な著作リスト
年譜 駆け抜けた九十八年の軌跡
[先生との36年] 藤江淳子
〈1〉お洒落しないのは泥棒よりひどい
〈2〉自分の惜しいものを人にあげなさい
〈3〉凝り性だけど、飽きっぽい
〈4〉涙なんて、涙腺の問題
〈5〉忘れられない「カニカマ事件」
〈6〉生き方も、着物も、すべて宇野千代流
〈7〉東郷先生の最期のポケット