ヒトハミタメガキュウワリ
人は見た目が9割


竹内一郎

理屈はルックスに勝てない。日本人のための「非言語コミュニケーション」入門!

喋りはうまいのに信用できない人と、無口でも説得力にあふれた人の差はどこにあるのか。女性の嘘を見破りにくい理由とは何か。すべてを左右しているのは「見た目」だった! 顔つき、仕草、目つき、匂い、色、温度、距離等々、私たちを取り巻く言葉以外の膨大な情報が持つ意味を考える。心理学、社会学からマンガ、演劇まであらゆるジャンルの知識を駆使した日本人のための「非言語コミュニケーション」入門。

発行形態 : 新潮新書
判型 : 新潮新書
頁数 : 191ページ
ISBN : 978-4-10-610137-3
C-CODE : 0211
整理番号 : 137
ジャンル : 哲学・心理学・宗教・歴史
心理学
発売日 : 2005/10/20

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竹内一郎
タケウチ・イチロウ

1956(昭和31)年福岡県久留米市生まれ。劇作家・演出家・著述業。横浜国大卒。博士(比較社会文化、九大)。さいふうめい名義で『哲也―雀聖と呼ばれた男―』の原案を担当。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞受賞。著書に『人は見た目が9割』など。

はじめに
第1話 人は見た目で判断する
アクションは口よりも
言葉は七%しか伝えない
信頼できる行動
顔の形と性格の関係
髭はコンプレックスの表れ
ソファーの隙間はなぜ気持ちいいか
第2話 仕草の法則
自分の席から離れない上司
早口で声が高い人
なぜか百姓は東北弁
似たもの夫婦の心理学
頷き過ぎにご用心
オーバーアクションは薄っぺらい
足を大きく開く男
緊張のサイン
サクラは三人以上必要
第3話 女の嘘が見破れない理由
「目を見て話す」のは何秒か
女の嘘はばれにくい
勘が鋭い女性とは
潤んだ瞳に注意
髪型の意図
可愛い女の子になる方法
第4話 マンガの伝達力
マンガの技法に学ぶ
構図のインパクト
内面を背景で表現する
読者に語りかける
絵で音を表現する
コマのマジック
タチキリ、見せゴマ
第5話 日本人は無口なおしゃべり
国境を越えるノンバーバル行動
二種類のノンバーバル・コミュニケーション
「語らぬ」文化
「わからせぬ」文化
「いたわる」文化
「ひかえる」文化
「修める」文化
「ささやかな」文化
「流れる」文化
第6話 色と匂いに出でにけり
色の力
マンガはなぜモノクロか
色のメッセージ
騒色公害
目立つ色、目立たない色
赤い公衆電話が消えた理由
荷物を軽くする色
色のイメージ
化粧が生む自信
日本のメイクは美を追求しない
匂いの力
匂いのない恋
第7話 良い間、悪い間、抜けてる間
タイミングは伝える
間の伝達力
相手に想像させる
観客は交流したい
「読み聞かせ」のコツ
マンガにおける間
沈黙に耐える
第8話 トイレの距離、恋愛の距離
心理的距離は八種類
敵は真正面に座る
男子トイレの法則
リーダーの座席
遠距離恋愛の法則
第9話 舞台は人生だ
外見は人格さえも変える
没個人になるということ
恐怖を表現する
相性のつくり方
暑いとき、人は興奮する
第10話 行儀作法もメッセージ
マナーというノンバーバル行動
応接室への案内
車の席順
第11話 顔色をうかがおう
表情の研究
笑いの伝えるもの
微笑みの持つ重層構造
男女の顔の違い
加齢の特徴
ポーズが伝える感情
あとがき

主要な参考文献






重い色、軽い色

 私たちは思った以上に「見た目」に影響されています。ある倉庫で、荷物を金属製の黒い箱に保管していたら作業員から「重くて背中が痛む」と苦情が来ました。そこで箱の色を緑色にしたら、実際の重さは変わらないのに「荷が軽くなった」と作業員がコメントしたそうです。『人は見た目が9割』を読めば、言葉以外のメッセージ、「非言語コミュニケーション」の世界の面白さが見えてきます。

掲載:2005年10月25日
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