シャチョウソノフクソウデハセットクリョクゼロデス
社長、その服装では説得力ゼロです


中村のん

「見た目」の9割は服装だ! 第一線のスタイリストが教える「似合う」の仕組み。

人は意外なほど、自分の姿が見えていない。お客に向かってトレンドを語る部長は、時代遅れのジャケット姿。勘違いした「勝負服」で、パワーを半減させている上司。しなやかな黒髪を捨て、パサパサの茶髪になりたがる若者たち――。第一線のスタイリストが、大人の身だしなみの常識、非常識に切り込む。すり寄るショップ店員への対処法、全身姿見の効用、靴を買うときの心得は。「似合う」の仕組みから分かる一冊。

発行形態 : 新潮新書
判型 : 新潮新書
頁数 : 184ページ
ISBN : 978-4-10-610331-5
C-CODE : 0277
整理番号 : 331
ジャンル : 実用書
家庭生活
発売日 : 2009/09/17

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中村のん
ナカムラ・ノン

1956(昭和31)年東京都生まれ。桑沢デザイン研究所在学中にスタイリストの草分け、高橋靖子のアシスタントになる。以後、フリースタイリストとしてCM、広告を中心に幅広く活躍。著書に『勇気をだして着てごらん』『今すぐ見つかる! 「ホントの私に似合う服」』など。

はじめに
第1章 だから上司を尊敬できない
女性上司の勝負服/「仕事」と「センス」は別?/心に余裕がない証拠
第2章 「服装はご自由に」にこそご用心
毎日だと嫌なもの/朝の会議とジャケット/連れて行くのが恥ずかしい/「着こなし」を訊きに来たダボパン男/「自分らしさ」と一張羅の関係
第3章 服売り場での戦い
今年はこれが主流です/店員が必ず言うセリフ/自分の体型を知っておく
第4章 「クソ真面目」な人のお得な格好
撮影現場の楽しみ/「似合う」の仕組み/あなたの性格に似合う服
第5章 掃除と服装の共通点
大人を脅かす学生たち/「余計なモノ」を見極める/ひとつの格好、ひとつの目的
第6章 服に問題はないの。いけないのは私の体型
松田色になるアルマーニ/似合うものがない/雑誌のドレスに一〇〇万円
第7章 サラリーマンにスタイリストが要る理由
出勤前の消耗/「この際、プラダにする!」/本木雅弘か舘ひろしか/先代から受け継いだテーラー/あなたの服を選ぶ人/「あゆの髪型と化粧にしろよ」/身近にいる適任者
第8章 「安い・早い・流行の」服がやってきた
銀座の老舗が地下に/経済危機とファッションセンス/ファストファッションの上陸/『チープ・シック』とユニフォーム/白シャツから始める
第9章 私には高すぎる、が口癖の人
「女っぽくて気持ち悪い」/「胸元を開けるのはみだら」/タレントも「私は太ってる」/黒しか着ないワケ
第10章 ダライ・ラマの靴の記憶
いつも磨かれていた靴/冷凍ラーメンに迷う/安い靴だから逃げる/靴を買う時の心得と服装/悪口の主の足元
第11章 ナチュラルストッキングを拒む女たち
社会人の常識/幼稚園児の「ママも穿いて」/穿かない女の5分類/大人の証明か、こだわりか
第12章 「デブ」のふたつの分かれ道
やたらかわいい服が好き/小花もレースも倍になる/売り場面積は「9対1」/おしゃれメガネのデブ/フリフリよりブリブリを
第13章 日本人は自分が嫌い?
ソウルで負けを知る/黒髪と素肌を活かして/「若作り」しないご婦人方/あの時代のままストップ/八頭身にはなれないから
第14章 ルールを欲しがる時代
「美人の十戒」を買って読む/戦後復興と「それいゆ」/作るものから買うものへ/「アンノン族」と「ポパイ少年」/「飛んでる格好」がいい/ルールと課題の登場/流行の服じゃ足りない/どう見えるかを楽しむ
おわりに


思い切って買うべきもの

 スタイリストの書いた本というと、「今シーズンはこれを買いなさい」「このブランドのこれを持つべき」といった「アドバイス」が詰まった本ではと思われる方もいるかもしれません。ですが、著者・中村のんさんが本書で購入を勧めているのはひとつだけ。全身が映る鏡です。そして、毎朝家を出る前に、ちょっと時間を取ってみてほしいといいます。第一線のスタイリストが伝授する「似合う」の仕組みは、無闇に買い足すことではなく、自分の姿を見つめることから始まります。
掲載:2009年09月25日
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