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バカは市場で勝ち残れない。ビジネス書大賞受賞作『僕は君たちに武器を配りたい』の著者が教える資本主義社会の「攻略法」。

戦略がすべて

瀧本哲史/著

842円(税込)

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発売日:2015/12/17

読み仮名 センリャクガスベテ
シリーズ名 新潮新書
雑誌から生まれた本 新潮45から生まれた本
発行形態 新書
判型 新潮新書
頁数 254ページ
ISBN 978-4-10-610648-4
C-CODE 0236
整理番号 648
ジャンル 倫理学・道徳、ノンフィクション、経営学・キャリア・MBA、趣味・実用
定価 842円

ビジネス市場、芸能界、労働市場、教育現場、国家事業、ネット社会……どの世界にも各々の「ルール」と成功の「方程式」が存在する。ムダな努力を重ねる前に、「戦略」を手に入れて世界を支配する側に立て。『僕は君たちに武器を配りたい』がベストセラーとなった稀代の戦術家が、AKB48からオリンピック、就職活動、地方創生まで社会の諸問題を緻密に分析。我々が取るべき選択を示唆した現代社会の「勝者の書」。

著者プロフィール

瀧本哲史 タキモト・テツフミ

京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授。エンジェル投資家。東京大学法学部卒業。マッキンゼー&カンパニーでコンサルティング業に従事し、独立。著書に『僕は君たちに武器を配りたい』(「ビジネス書大賞」受賞)など。

目次

I ヒットコンテンツには「仕掛け」がある

1. コケるリスクを排除する――AKB48の方程式
「人」を売るビジネスの「三つの壁」/人材をまとめ売りする「システム」を作る/経営者を「AKB48方式」で決める/「見える仕事」と「見えない仕事」を区別する/競争に参加するか、コモディティ化するか
2. 全てをプラットフォームとして考える――鉄道会社の方程式
プラットフォームを構成する三要素/儲かるからくりと独占の強み/鉄道会社がライフスタイルを提供するのはなぜか/リアル空間のグーグルになるか/成功の鍵はブランドメッセージにある/国家や個人もプラットフォームだ
3. ブランド価値を再構築する――五輪招致の方程式
プレゼンテーションで勝利する見せ方/「勝利の条件」は本質を見抜くことにある/一九六四年の記憶に振り回されない/「国」もブランディングをする時代/ハコモノよりブランドという価値を
II 労働市場でバカは「評価」されない

4. 「儲ける仕組み」を手に入れる――スター俳優の方程式
大企業との給与格差はなぜ生まれるのか/コンビニ店員は「儲ける仕組み」の外にある/大ヒット漫画もコモディティとなる/高い報酬を得るにはどうするか
5. 資本主義社会の歩き方を学ぶ――RPGの方程式
学校では教えてくれないルール/個人の強みを活かして「チーム」で勝つ/資本主義の冷徹さに貫かれた世界/攻略法でパフォーマンスの質が分かる/勘を磨くなら麻雀をやろう
6. コンピューターにできる仕事はやめる――編集者の方程式
「儲ける仕組み」に徹したビジネス/「多産多死型」アプローチの限界/スピルバーグは優秀な編集者ではない/人とコンピューターを融合させる/人にしか作れないものはあるか
7. 人の流れで企業を読む――人材市場の方程式
会社を評価する「三つの市場」/人材市場は「インサイダー取引」だ/成長する会社、実はヤバイ会社/スポーツ業界を人材市場で読み解く/株価よりも人のモニターが役立つ
8. 二束三文の人材とならない――二〇三〇年の方程式
「社内」というマーケットに評価されておく/今いる分野にこそビジネスチャンスはある/変化を担うのは若い世代である
III 「革新」なきプロジェクトは報われない

9. 勝てる土俵を作り出す――オリンピックの方程式
どの領域なら「楽勝」できるか/「場」はネットワークを生む/舞台裏の「ヒト」にこそ投資を行う/切実な人に「カネ」を投資する/才能と努力を最大化するマネジメント
10. 多数決は不毛である――iPS細胞の方程式
合議制はノーベル賞を生まない/投資家が殺到した企業のその後/イノベーションは少数意見から生まれる/ホームランを打つチャレンジができない/「選択と集中」の落とし穴
11. 人脈とは「外部の脳」である――トップマネジメントの方程式
ジェネラリストと専門家の関係性/「異見」を取り入れた意思決定を/イノベーションとは「新結合」である/多様な人的ネットワークこそ教養だ/付き合っている人間を見つめ直せ
12. アナロジーから予測を立てる――北海道の方程式
ビッグデータが予測できない未来/日本の縮図を観察する/街の変化がビジネスを変える/「知恵」を輸出するビジネス
IV 情報に潜む「企み」を見抜け

13. ネットの炎上は必然である――ネットビジネスの方程式
「炎上」のメカニズム/スクリーニング機能のないネット世界/炎上しやすい内容がカネを生む/信者という「カモ」を探し出すために/ごく一部の共感者を生み出す危険
14. 不都合な情報を重視する――新聞誤報の方程式
「誤報」は本当に増えたのか/「検証」の可能性とリスク/噂にメディアが振り回される/PV数と「見出し主義」の罪/裏をとる代わりに、逆をとる/難しい問題を意思決定するには
15. 若者とは仲間になる――デジタルデバイスの方程式
授業風景から見える変化/デバイスによってビジネスも変わる/古い常識を知らない強みがある/パラダイム変化は自分のすぐ近くにある
16. 教養とはパスポートである――リベラルアーツの方程式
情報消費社会の反動としてのブーム/心地よい情報環境の危険/蛸壺型の社会認識からの脱出/資本主義社会を生き抜く武器/自分と異なる思想に触れる
V 人間の「価値」は教育で決まる

17. 優秀な人材を大学で作る――就活の方程式
年功序列か、若い人にチャンスを与えるか/若い才能を開花させるシステムB/システムAから優秀な人材が逃げる/グーグルが大学教育に期待していること
18. エリート教育で差別化を図る――東京大学の方程式
大学市場における独自の戦略性/分野を横断する発想がイノベーションを生む/戦略目標と説明責任を果たせ/大学経営のトップに求められるもの
19. コミュニティの文化を意識化する――部活動の方程式
同じ部活は同じキャリアを歩む/部活体験が行動を支配する/オリエンテーリングと戦略的思考/帰属する場所の影響を意識する/ある日突然「部活」が変わっても
20. 頭の良さをスクリーニングする――英語入試の方程式
東大合格に必要な能力/試験は公平性の担保にすぎない/TOEFLに置き換えられるか/知的スクリーニングの機能として
21. 入試で人間力を養う――AO入試の方程式
知識の活用力を問う試験へ/「多面的な人物評価」の難しさ/答えのない解を見つけるキッカケ
VI 政治は社会を動かす「ゲーム」だ

22. 勝ち組の街を「足」が選ぶ――地方創生の方程式
資本主義では全員がうまくいくわけではない/敗者は企業ではなく個人の敗者を救え/「地方消滅」のメカニズム/地方自治体の「勝ち組」と「負け組」/移転費用の援助が格差を埋める/全ての自治体が生き残る必要はない
23. マーケティングで政治を捉える――選挙戦の方程式
日本にマニフェスト選挙はない/選挙を商品の購入行動として捉える/政策よりもブランドイメージがものを言う/ワンフレーズ選挙の合理性/誰が支持しているかで選ぶ/消費者の不利になる「販売法」を見抜け
24. 身近な代理人を利用する――地方政治の方程式
地方議員はコモディティ化している/組織に無能な人があふれるパラドックス/地方議員の存在の薄さ/能力のある議員を見つけて育てる
VII 「戦略」を持てない日本人のために

蘊蓄倉庫

AKB48が成功した理由

 資本主義社会で成功するには「戦略」が必要だ。それは芸能界でも同じ。たとえばAKB48の成功にも「戦略」があると著者・瀧本哲史氏は説く。
 タレントが成功するのが難しいのには、3つの理由があるという。「どの人材が売れるか分からない」「生身の人間なので稼働率の限界がある」「売れるとタレント側に主導権が移る」の3点だ。
 これを克服したのがAKB48だ。タレントを個別に売り出すのではなく、複数のタレントを包括する「プラットフォーム」を作れば、この3つの壁を克服できる。グループ自体に価値があり、その名のもとに大勢のタレントを揃えれば、消費者の好みを反映しやすく、稼働率も上げられて、主導権が移るリスクは低い。これは宝塚歌劇団などでも応用されている仕組みだという。
 新潮新書『戦略がすべて』には、このような「成功パターン」がいくつも紹介されている。
掲載:2015年12月25日

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