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勇気と希望の仕事論。「面白い仕事こそ人生最高の報酬です」「ピンチの時こそど真ん中に投げます」。

生涯現役論

佐山展生/著、山本昌/著

778円(税込)

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発売日:2017/05/17

読み仮名 ショウガイゲンエキロン 
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610719-1
C-CODE 0275
整理番号 719
ジャンル スポーツ・アウトドア
定価 778円
電子書籍 価格 778円
電子書籍 配信開始日 2017/05/26

今の自分は10年後の自分より10歳若い。老け込んでいるヒマなどない──。プロ野球史上最も長く現役を続けた「球界のレジェンド」と、投資ファンドの代表、航空会社の経営者、大学教授の三足の草鞋を履く最強ビジネスマンが語り合う。下積みを厭わない。地道な努力を続ける。「好き」を追求しつづける。異なる世界で生きてきた二人の姿勢は驚くほど共通している。人生100年時代に贈る、勇気と希望の仕事論。

著者プロフィール

佐山展生 サヤマ・ノブオ

1953(昭和28)年生まれ。インテグラル株式会社代表取締役。スカイマーク株式会社代表取締役会長。一橋大学大学院教授。

山本昌 ヤマモト・マサ

1965(昭和40)年生まれ。野球解説者。2015年に50歳で引退するまで32年間現役を続けた元プロ野球選手(投手)。

目次

はじめに  佐山展生
第1章 下積みを耐え抜いた先にチャンスがある
「怪童くん」の陰に隠れ、補欠に
ライバルY高
チャンスは突然やってきた
ドラフト大豊作の年
周囲との差に絶望
アメリカ行きを通告されクビを覚悟
生涯の恩人との出会い
シーズン途中で強制帰国
「本当のプロ野球選手」になった瞬間
チャンスに備えれば人生は充実する
30歳手前で芽生えたエースの自覚
「もっともプロに入ってから伸びた選手」
工藤氏の後を継いで、自分が先頭に
人間はいくつになっても10年後より10歳若い
第2章 好きな仕事だからこそ、やるべきことをやる
初登板の苦い思い出
「クビ」はこうして伝えられる
感覚論にも一理ある
途中でやめるから「無駄」に思える
イチローに電話で伝えた「50歳までやる秘訣」
「悔いはある、でも後悔はしていない」
ラジコンで学んだ「突き詰め方」
富士山の頂上で見た光景
常にギリギリじゃないと頑張れない
第3章 才能の伸ばし方
いい指導者とは
胸に刻んだ落合監督の言葉
経営者は私利私欲を持つなかれ
緊張感は、勝負している証拠
20代で経験した下積みの重要性
一流のアマチュアに、二流のプロはかなわない
頭で取った最多勝
成功確率5%以下の転身
10年後に後悔しないための決断
第4章 勝負の流れを読む
「やり残したことはない」と思ってマウンドに上がる
勝利を呼び込むためにゲン担ぎも
勝負の流れが変わる瞬間
勝負に関わる者は麻雀をやるべし
「君たちには時間がない」
時には席を立つ勇気を
寸分たりとも気を抜けない
ピンチの時こそど真ん中に投げる
相性の悪いバッター、良いバッター
「自分のため」が「チームのため」につながる
FA宣言をしなくてよかった
「やりこむこと」が力を伸ばす
後悔を減らすために努力する
大谷翔平の頭の良さ
おわりに  山本昌

イベント/書店情報

担当編集者のひとこと

決めぜりふのオンパレード

 本書は、インテグラル代表、スカイマーク会長、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS)教授の「三足の草鞋」をはく佐山展生さんと、一昨年に50歳で引退するまで32年間の現役生活を続けた「球界のレジェンド」、山本昌さんの対談です。

 山本さんは現役時代に最多勝3回、最優秀防御率1回、最多奪三振1回、最優秀投手1回などのタイトルを手にされています。その他にも、41歳で達成したノーヒットノーランなど、数々の史上最年長記録を更新されているのは、野球ファンならご承知の通りです。通算勝利数は219勝。
 そのような息の長い活躍をされた大投手ですが、なんと中学でも高校でも最初は控えの投手で、中日に入団した後も5年目のシーズンに入るまで一勝も出来なかったそうです。ちなみに、200勝以上をあげた投手で5年目まで一勝も出来なかったのは山本さんだけ。つまり、最初から才能溢れたエースだったわけではなく、たゆまぬ努力と工夫の積み重ねによって実績を積み上げ、結果的に誰よりも長く現役を続けることが出来た、というわけです。
 その意味で、山本さんの語る言葉は、長嶋茂雄的スター選手のぶっ飛んだ言葉よりも、普通の人の胸にビシッと刺さります。山本さんはいつも的確なことをおっしゃいますが、それは山本さんが何度もご自分の中で咀嚼し、考えを練り上げたうえで言葉を発しておられるからだと思います。お会いしてよく分かりましたが、とにかく話がうまいのにはびっくりしました。

 対する佐山さんも、京都大学工学部を出た帝人のエンジニアから、33歳で三井銀行に転職し、一貫して日本のM&A業界の先陣を切ってこられたという異色のキャリアの方です。真山仁の小説『ハゲタカ』の監修をされていたことは知る人ぞ知る話ですが、小説の主人公の鷲津のようなガメツサは全くなく、すごく「いい顔」をした方です。本人曰く、「他の人が見たら、アホちゃうか、と思うようなことばかりやってきた」そうですが、その「アホちゃうか」と思われるような決断の積み重ねが独自性となり、圧倒的な実績を叩き出してきました。
 実は、佐山さんも高校球児で、京都の洛星高校時代は甲子園を目指しており、けっこういいところまで行ったそうです。京都大学でも野球部に属した筋金入りの球児。まったく違う分野で仕事をしてきたものの、「誰も歩いていない獣道を一人で歩き続けてきた野球経験者」という意味で共通している佐山さんと山本さんは、仕事に対する姿勢も見事に共通しています。

 付け加えて言うと、そこここに「使いたくなる決めのフレーズ」が散らばっているのも本書の特徴です。

「ピンチの時こそど真ん中に投げます」(山本)
「自信を持って言えるのは、私が日本の野球史上、『もっともプロに入ってから伸びた選手』だということです」(山本)
「年齢を嘆く必要なんてない。今の自分は10年後の自分よりも10歳若いんです」(佐山)
「生涯現役でいきたいなら面白いと思うことを精一杯追求すること、それに尽きる」(佐山)

 山本さんと佐山さんのパワーを肌で感じつつ、楽しんで編集させて貰いました。この楽しさを、ぜひ多くの方に味わって頂きたいと思います。

2017/05/25

薀蓄倉庫

球速よりも回転数

 現役時代の山本昌さんのストレートはだいたい130キロ台で、決して速い方ではありませんでした。にもかかわらず、山本さんは最多奪三振のタイトルを獲得したこともある「三振の取れる投手」でした。これはなぜなのか。
 秘密は球の回転数にありました。スーパースローカメラで山本さんのストレートを撮影したところ、1秒間の回転数は52回転。これは「火の玉ストレート」と言われた藤川球児投手の回転数(46回)を上回っていたのです。つまり、「直球の質」では山本さんの球が藤川投手に勝っていた、ということなのです。

掲載:2017年5月25日

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